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商品説明
大正デモクラシーを先導し、議会・政党政治危機の時代には軍部に敢然と異を唱え、議会・政党政治の擁護と対外膨張阻止に全力をそそいだ美濃部と吉野。彼らの提言に従っていたら、戦争は起こらなかったはずである。なぜ、彼らの主張が危機の時代、その真価を問われるときに影響力をおよぼせなかったのか。それを問うことは、民主主義時代の私たちが、よりよき選択を行うために不可欠である。その答えを、当時の政治社会と彼らの言動から模索していきたい。
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収録内容
1 | 美濃部と吉野を考察する意味 |
2 | 1 大正デモクラシーと美濃部、吉野 |
3 | 2 帝大教授としての美濃部と吉野 |
4 | 3 美濃部の天皇機関説 |
5 | 4 吉野作造の民本主義 |
6 | 5 大正デモクラシーの展開と挫折 |
7 | 今日への遺産 |