グッド・タイムス [輸入盤]

結成から19年――新たなスタートを切ったスウェーデンのロック・バンド、マンドゥ・ディアオが通算8作目のスタジオ・アルバムを引っ提げ、シーンに戻ってきた! メンバー交代というバンド最大の危機を乗り越え、変化を進化へと変えていった彼らが現代の不穏な世界に届ける“愛と人生についてのマニフェスト”、それが『GOOD TIMES』。これまでの作品同様、ワイルドで大胆なマンドゥ・ディアオらしいロック・サウンドが最初から最後まで漲っている。そこに今回、今までなかった激しさと繊細さが入り乱れた巧妙さが加わり、音像に広がりと深みを与えている。そう、マンドゥ・ディアオは、中心メンバーの脱退という危機を一つの挑戦として乗り越えた。彼らの持ち味である60年代のガレージ・ロックの影響を感じさせるロック・サウンドにリッチなハーモニーと、これまでの作品に比べるとより自分たちのルーツに根差した作品になっているが、先行シングルの「Shake」は、四つ打ちのビートのストレートなダンス・ロック・ナンバーであり、自己肯定的なアップテンポ・ナンバー「All The Things」もあれば、ソウルフルなバラードの「Brother」もある。そしてヴォコーダーを使用した「Voices On The Radio」もあったりと、これまで以上にカラフルなサウンドが並んでいる。