オール・イン・ワン [輸入盤]

かのジョアン・ジルベルトの愛娘、ベベウ・ジルベルトがVERVEと契約、ついにワールドワイド・メジャー・デビュー!! これまで1枚のEP、3枚のアルバムをリリースしてきた彼女がついに本作でメジャー・デビューを果たす! 本人曰くこれまで以上にパーソナルで努力もした作品。構想、製作、録音も全て自宅のスタジオで行ったそうで、もうすぐ結婚も控え (本作のサウンド・エンジニア、エグゼクティヴ・プロデューサーを手掛けているのが将来のダンナ様)公私共に充実している中作られこともあり、とてもロマンチックで瑞々しい仕上がり。ブラジリアン、ヨーロピアン、エレクトロ・ポップなど冒険的なサウンドをこれまでも作ってきた彼女、本作でもブラジルからはCarlinhos Brown、Daniel Jobim、NYからはDidi Gutman (Brazilian Girls)、John King (Dust Brothers)などから提供されたリズム、プロダクションで、ストリングス、木管も使用したり、ダンサブルなビートもありのこれぞ最新のコンテンポラリー・ミュージックといえるカッコイイ音楽。シルキーなオリジナル曲も多く収録。これまで一緒に活動してきたギタリストMasa ShimizuやDidi Gutmanと一緒にゆったりとジャマイカで今年1～2月にヴァカンス中に録音した曲もあり、Stevie Wonderの名曲"The Real Thing"をAmy Winehouseのプロデュースで一躍有名になったMark Ronsonがプロデュース、さらにWinehouseやSharon Jonesのバック・バンドのイカしたダイナマイト・バンド、The Dap Kingsをバックにカヴァー。ほかにもBob Marleyの"Sun Is Shining"のカヴァー、今年生誕100年を迎えるブラジルの伝説Carmen Mirandaへのトリビュート・カヴァー"Chica Chica Boom Chic" (ミックスを手掛けたのはMario Caldato)、さらに父親ジョアン・ジルベルトが始めて録音した名曲「Bim Bom」をなんともう一人の"ボサノヴァの巨人"Antonio Carlos Jobimの孫、Daniel Jobimとデュエットしているのも聴きどころ!!