NHKスペシャル 一瞬の戦後史 スチール写真が記録した世界の60年

戦後60年、第2次世界大戦後の激動の世界を、スチール写真とともに見つめ直す――。第2次世界大戦が終わってから2005年で60年。ロバート・キャパをはじめとする報道写真家たちは、この激動の世界をスチール写真に記録してきた。至近距離で人間の表情をとらえたスチール写真には、「時代の真実」がうつしだされている。これらの写真を撮った写真家マルク・リブーらとともに被写体となった人々を訪ね、過去と現在の一瞬の移り変わりに60年の戦後史を写し出すドキュメンタリー作品。戦後60年企画として、「東京大空襲」と同時発売。 1950年、東西冷戦の発火点となった朝鮮半島で、捕虜となった北朝鮮の元軍人。67年、アメリカのベトナム反戦デモで、銃を突きつける警備隊に花を捧げた少女。79年、イランのイスラム革命で先頭に立って活動した学生たち・・・。カメラの被写体となった人々のその後の人生は、波乱に満ちていた。彼らを訪ねながら、戦後史の新たな一面に光を当てる。(2005年6月5日NHK総合にて放送)