商品説明
イギリスの名振付師、ケネス・マクミラン (1929-1992)の代表的な3作をBOX化。彼の作品はどれも官能的であり、大胆な設定が施されていることで知られ、このBOXに収録された3作も、愛と苦悩に揺れる人間の本質が丁寧に描き出されている。■「マノン」: アベ・プレヴォが書いた「マノン・レスコー」を元に、振付師ケネス・マクミランが完成させたバレエ「マノン」。マスネの音楽を用いながらも、同名のオペラからの曲は使っていないというところも注目を集めました。贅沢な装置と衣装に加え、主役のロホ、アコスタの華麗な踊りが見どころ。 ■「うたかたの恋」: 1889年1月、当時のオーストリア/ハンガリー帝国皇太子ルドルフと彼の愛人であった17歳のマリー・ヴェッツェラ男爵令嬢がマイヤーリンクの館で謎の死を遂げた。「うたかたの恋」とされるこの事件は、現在でも真相はわかっていない。マクミランのバレエは、全編にリストの音楽を用い、ルドルフの愛なき家庭生活と政治的苦悩を克明に描き出している。男性が主役の珍しいバレエ。 ■「ロミオとジュリエット」: シェイクスピアの有名な戯曲を元に、ケネス・マクミランが独自の視点で描き出した名作バレエ。プロコフィエフの音楽を全編に用い、若き恋人たちの"許されぬ愛"を綴る。カスバートソン、ボネッリのため息が出るほどに美しいパ・ド・トゥが見どころ。