ヴアルターのラインはシューリヒト/南ドイツ放送響の速いテンポで絶妙な表情をつけた演奏とは対照的などちらも甲乙付け難い名演です。なお、第4楽章は断然ヴアルターが優れて います。この楽章はシューマンがケルン大聖堂で目撃した枢機卿の戴冠式からヒントを得たと云われて、ヴアルターの演奏でこの荘厳さが表現されていると思います。 ハイドンも最近の軽い骨粗鬆症的な演奏とは一線をかす名演奏。
CDアルバム
シューマン: 交響曲第3番「ライン」、ハイドン: 交響曲第86番
ブルーノ・ワルター(指揮)
2793円
ポイント | 10% (279p) |
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発売日 | 2017/09/20 発売 |
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アーティスト/キャスト
商品説明
宇野功芳先生追悼シリーズの締めとして、ワルターがアメリカに移ってからの録音で、最初の高い評価をされたシューマンの交響曲「ライン」をSPレコードから復刻しました。組合せはナチスのオーストリア併合でヨーロッパを離れる過程で録音したロンドン響とのハイドン、ウィーン時代の「ジークフリート牧歌」を組みました。(2017年-新リマスター) 「ライン」は当時アメリカで多用されてきた長時間録音可能なアセテート盤に録音したものをもとにSPレコードを作ったもののようです。SP録音時の細切れ録音と違い音楽全体に流れがあります。米コロンビアはLPの開発に力を入れており、その開発段階の録音だったのでしょうか。(オーパス蔵 相原了)
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