傷だらけの用心棒 [廉価版]

[ハッピー・ザ・ベスト!] 〈ウエスタン特集!! マカロニ・ウエスタン誕生50周年 傑作タイトルが一挙登場!!〉 左利きの拳銃が唸る、異色のマカロニ・ノワール! ――『大運河』『殺られる』で知られるフランスのスター俳優であり『殺人者に墓はない』『危険な階段』などの監督作も発表していたロベール・オッセンが監督・主演でマカロニに初登板した異色作。友人セルジオ・レオーネに助言を仰ぎ、『ウエスタン』にも参加していたダリオ・アルジェントの脚本を元に挑んだのは、夫を殺された元恋人の願いを叶えるため単身悪の一味に挑む孤独な殺し屋の物語。台詞を極端に少なくし、乾いた風景の中に主人公の情念を燃え上がらせるクールな演出はさすがフィルム・ノワール直伝。革の手袋をゆっくりはめ、左利きの拳銃で一瞬のうちに敵を倒す早撃ちも見せてくれる。荒野に生きる男と女の生き方をじっくり描き、心に染み込むまさにマカロニ・ノワールの傑作。復讐に燃える美女に「アンジェリク」シリーズでフランスでは国民的人気を誇ったミシェール・メルシェ。『スペシャリスト』のセルジュ・マルカン、『怒りの荒野』のベニート・ステファネッリ、『皆殺しのジャンゴ』のリー・バートンらが脇を固める。フランス語の原題は「UNE CORDE, UN COLT」(ロープと拳銃)、イタリア題名は「十字架なき墓場」の意味である。

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