ノエマ

■『ディープ・トーン・プロジェクト/フロウ』、『コンスタンチン・イオネンコ/ディープ・イマージョン』が相次いで日本発売、ウクライナ・ジャズの多彩な魅力とクオリティの高さが話題となっている中、シーンの牽引者、コンスタンチン・イオネンコの最新オリジナル・アルバムが遂に発売 ! ■メンバーはコンスタンチン・イオネンコ(b)、ドミートリイ・ボンダレフ(tp)、アレックス・マクシミフ(g)、パーヴェル・ガリツキィ(ds)というピアノレスのクアルテット編成。ドミートリイとアレックスはベルリンをベースに活躍するミュージシャン。水彩画のような柔らかなトランペットの音色でサウンド・トーンを決めていくドミートリイ、オランダの至宝ジェシ・ヴァン・ルーラーを師とするアレックスの浮遊感あるギターが存在を際立たせながら、イオネンコ特有の全体を見通すベース・プレイとアレンジは凄味すらある。「ディープ・トーン・プロジェクト」の方向性をさらに推し進めた内容。 ■タイトルでありアルバム・コンセプトでもある『ノエマ』とは、オーストリアの哲学者フッサールが提唱した"ある対象に向かって知覚された人の意識"。繊細で内省的な音像ながら、ゆったりと大きなうねりを持った包容感は、現代ウクライナに生きる人の意識と空気を確実に反映している。ユーロ・ジャズ志向のファンにはたまらないセンシュアルなサウンド・ワールドの決定盤。 日本先行発売。