シャルル・ケクラン: ジャングル・ブックの音楽、セヴン・スターズ・シンフォニー

ケクラン没後60年記念。20世紀フランス随一の作曲家による繊細なオーケストレーションを堪能できる2枚組。フランスの作曲家シャルル・ケクランは、マスネとフォーレに師事し、ドビュッシー「カンマ」やフォーレ「ペレアスとメリザンド」のオーケストレーションを手がけたほか、作品番号だけでも226に上るという数多くの作品をさまざまなジャンルで残している。「ジャングル・ブック」は、ケクランがキプリングの小説「ジャングル・ブック」にインスピレーションを受けて書いたオーケストラ曲を集大成した2枚組のアルバムで、発売当時世界初録音となったもの。グレツキ「悲しみのシンフォニー」で大ヒットを飛ばしたジンマンの指揮ということでも大きな話題となった名盤。今回は、日本未発売のジェームズ・ジャッド指揮による「セヴン・スターズ・シンフォニー」ほかを新たにカップリングしたお買い得盤。こちらは、1933年作曲でグレタ・ガルボ、マレーネ・ディートリヒ、チャールズ・チャップリンら7名の映画スターの名前を冠した楽章を持つ。 録音年: 1993年6月20日から23日、1995年10月4日から7日/収録場所: ベルリン、自由ベルリン放送第1スタジオ、イエス・キリスト教会