ブルックナー: 交響曲第3番

ロリン・マゼール 来日記念リリース

巨匠ロリン・マゼールは2012年9月、82歳にして、名門ミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任し、「忘れられない瞬間」「最高水準の演奏」と絶賛された。2012年10月のN響定期に際して来日し、演奏会のみならず「らららクラシック」にゲスト出演するなど、圧倒的な存在感を見せつけたことも記憶に新しいところ。2013年4月には早くもミュンヘン・フィルを率いて来日予定だが、それに合わせての来日記念盤として、ブルックナーの交響曲第3番を発売!

2012年9月、シーズン冒頭の演奏会での最新録音で、このコンビによる初の交響曲録音となる。交響曲弟3番は、マゼールが最も初期に録音したブルックナーの交響曲で(1967年ベルリン放送響とコンサートホール・レーベルに録音)、その後1999年のバイエルン放送響と交響曲全曲演奏の模様もCD化されているが、それからさらに13年を経ての深化・進化に大きな期待が持てる。ミュンヘン・フィルも伝説の名匠チェリビダッケに薫陶を受けたブルックナー・オーケストラ。二つの個性がぶつかりあった重厚・華麗なミュンヘン・サウンドを堪能できる一枚。

[録音] 2012年9月、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイクでのライヴ・レコーディング、指揮: ロリン・マゼール