ベートーヴェン: 交響曲第2番&第4番、シューベルト: 交響曲第5番

[タワー・レコード "Sony Classical" スペシャル・セレクションVol.7] カザルスの全人類的な包容力が音楽の強さを際立たせる。パブロ・カザルスは、1960年から1973年にかけて、ルドルフ・ゼルキンの招きでアメリカのマールボロ音楽祭に登場し、指揮者として最晩年の輝かしい足跡を残した。当アルバムのベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの作品は、1969年と1970年の音楽祭でライヴ収録されたもので、カザルスの包容力のある解釈が、作品の宇宙的なスケールの大きさを明らかにしている。ハイメ・ラレード、ピーナ・カルミレッリ、ハロルド・ライト、リチャード・ストルツマンなどの名手が名を連ねる音楽祭管の生命力あふれる強靭な響きがのききもの。ベートーヴェンの第4番とブラームスはカザルスにとってSP時代以来2度目の録音となった。ブラームスを除き、マールボロ音楽祭40周年を記念して1990年に初めて発売された秘蔵の名演の復活である。CD初出時のジャケット・デザイン使用。1969年～1970年 マールボロ音楽祭でのライヴ・レコーディング。