モーツァルト: ポストホルン・セレナード & アイネ・クライネ・ナハトムジーク 他

タワー・レコード "Sony Classical" スペシャル・セレクション第9期。 ステレオLP時代最高の名盤と謳われた「ポストホルン」を始め、緊密にして優雅を極めるセルのモーツァルトの醍醐味をCD2枚に凝縮。 セルがクリーヴランド管とソニー・クラシカルに残した交響曲以外のモーツァルトの管弦楽曲と協奏曲の名演を収録。セルのモーツァルト解釈は、ウィーンの典雅さをのんびりと描くのではなく、虚飾を取り去って、作品の本質に深く迫ることで、モーツァルトの真の姿を炙り出すか強烈な意志を感じさせる。亡くなる前年に録音された「ポストホルン」はLP時代から最高の名盤とされているもので、全体にテンポが速く、繊細かつ優雅なニュアンス、透明感のある響きが全曲を一貫している。「アイネ・クライネ」は線のくっきりした爽快で緻密、かつ立体感のある表現がこのコンビの真髄を示す。ディヴェルティメント第2番や協奏曲では、コンサートマスターのドルイアンやクラリネットのスカーニックら、名手揃いだった60年代のクリーヴランド管首席奏者たちの名技が刻印されている。 ◆録音年: 1969年1月10日、18日 & 24日、1963年4月20日、1968年10月7日他 / 収録場所: クリーヴランド、セヴェランス・ホール / 海外盤LP発売時のジャケット・デザイン使用