ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第2番/バッハ: ピアノ協奏曲第1番 [Blu-spec CD2]

[グレン・グールドの芸術 02] 1955年のゴールドベルク変奏曲に始まるグールドのバッハ演奏は、それまでのバッハという概念を覆し清新でヴィヴィッドな中に深い精神性を湛え20世紀の新しいバッハ演奏の規範を確立したといえる。グールド3枚目のアルバムで、バーンスタインと録音した初のコンチェルト・アルバム。2曲とも少し地味な作品だが、どちらも演奏会活動を行っていた当時のグールドが繰り返し弾いた作品。その意味で、グールドが最も好んでいた協奏曲2曲を合わせた盤と言える。若き日の天才たちが競演した才気溢れる演奏が光る。グールド自筆のライナーノート付き。 ●音匠レーベル仕様 ●録音年: 1957年4月9日&10日、1957年4月11日/収録場所: ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ