「わが母の記」オリジナル・サウンドトラック

第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞を皮切りに、様々な映画祭の出品作として、各国で感動を巻き起こしている映画「わが母の記」。文豪井上靖の自伝的小説「わが母の記～花の下・月の光・雪の面～」を原作として「突入せよ! あさま山荘事件」「クライマーズ・ハイ」等の社会派作品で高く評価されている原田眞人監督がメガホンをとった。主人公の作家、伊上洪作には役所広司、母の八重に樹木希林、娘の琴子に宮崎あおい他、日本を代表する実力派俳優達が集結し、老いや死に直面していく家族の物語が紡がれていく。音楽を担当したのは、新進気鋭の作曲家、富貴晴美。日本の美しい風景と家族の姿を格調高くかつ雄大でありながら繊細なメロディーで包み込んでいる。単にサウンドトラックという枠にとどまらず、心に癒しの効果を与えてくれる愛聴盤として繰り返し聴くことのできる名盤。