こけたらむけた

人生には立ち上がらなければいけない時がある。どんなに不様でも、どんなに踏ん張ってでも、立ち上がらなければいけない時があるのだ。アサキチの新作を聞いて、こんなことを思った。これは悲壮な話ではない。ウェットなお涙頂戴でもない。転がる石のように運命に身を任せ、倒れている自分を見つけたのなら、よいこらしょと身体を起こす。そんなヴァイタリティに満ちた行動なのだ。そこには、微かな笑顔が一緒にあるかもしれない。