イーゴリ・ストラヴィンスキー 歌劇「放蕩者のなりゆき」

ストラヴィンスキーによる新古典主義作品の集大成ともいえる歌劇「放蕩者のなりゆき」。20世紀に作曲されたオペラの中でも屈指の上演回数を誇るこの人気作を、大野和士&王立モネ劇場の高水準上演でお届けする。「世界のオオノ」の名を不動のものとしたモネ劇場総監督時代の大野の映像は「アイーダ」に続き2作目。2002年の着任から5年を経た2007年のこの舞台は、大野の意志がすみずみまで行き届いており、両者の蜜月ぶりを目の当たりにできる。演出は、シルク・ド・ソレイユの演出でも知られ、現在オペラ演出界のスターダムにのしあがりつつあるロベール・ルパージュ。そのポップでエンターテインメント性あふれる舞台はまさに「ルパージュ・マジック」の面目躍如。ルパージュは、2012年からMETで「指環」の演出を手がけることになっており、今後のさらなる活躍が期待されている逸材。出演: ローラ・クレイコム(アン)、アンドリュー・ケネディ(トム)、ウィリアム・シメル(シャドウ)、ダグマール・ペツコヴァ(ババ)、ダーレン・ジェフリー(トゥルーラヴ)、他 指揮: 大野和士、王立モネ劇場管弦楽団&合唱団 演出: ロベール・ルパージュ

ルパージュへのインタビュー、リハーサル映像