セイサ～星槎～/すみれ色ワルツ

東日本大震災から今年で11年。津波被害から再建された岩手県の三陸鉄道と、澄み渡る東北の夜空をモチーフにして、本格派オペラ歌手が声高らかに明日への祈りを捧げます。詩人・北門笙 (きたかど しょう)が、インストゥルメンタルで有名な作曲家兼ピアニスト・渡辺雄一と組んだCDデヴュー作品。詩情あふれる楽曲に仕上がっています。「セイサ～星槎～」: 満天星を見上げると生きる力がみなぎるのは、星が大切なメッセージを語りかけてくるから。宇宙に拡がるのは光る今ばかり。「すみれ色ワルツ」: 震災で落命した級友の思い出を胸に彼女は列車に乗り込む。夕暮れ時ダンスに誘うが、彼が降りるはずもなく、彼女は駅のホームでひとり佇む。