キルタン ～トゥリヤ・シングス [SHM-CD]

ジョン・コルトレーンや、チャールズ・ミンガス、ソニー・ロリンズ、クインシー・ジョーンズなど、その後の音楽史に多くの影響を与えたアーティストを数々輩出したジャズの名門レーベル、インパルス・レコードが創立60周年を迎える。アニヴァーサリー・イヤーを記念し、レーベルを代表するアーティストの1人であり、ジョン・コルトレーンの妻としても知られるピアノ、オルガン、ハープ奏者のアリス・コルトレーンの1982年のスピリチュアル傑作『キルタン ～トゥリヤ・シングス』を初のCD化。アリスは1960年代からジョン・コルトレーンと共に様々な宗教やスピリチュアル・ミュージックの研究を進めていたが、1967年に夫を亡したことで"心"についての探求心がより強固なもとのとなり、1978年に東洋思想 (特にヒンドゥー教)に根差した生活をはじめ、彼女自身も生徒を持つようになる。それをきっかけにレコーディングやコンサートなどの商業的な音楽活動から退いたが、1981年にアシュラムや礼拝で使う音楽の作曲をはじめ、翌年、彼女の生徒たちに配る目的でカセットテープを制作。それがこの『キルタン ～トゥリヤ・シングス』である。"キルタン"とは、音楽に合わせて神の名前を唱え、祈りを捧げるいわゆる"歌うヨガ"のことを指し、オルガン、ストリングス、シンセサイザーを含む多彩な楽器が使用された。またアリスもこの音源の中で歌声を披露している。当時、カセットは500個ほどしか作られなかったというが、アリスが最後に発表したアルバム『トランスリニア・ライト』の制作中にこの音源が再発掘され、改めてミックス、マスタリングを施し、今回のリリースに至った。アルバムのジャケット写真に使用されているイメージは、実際のカセットに使用されたものがモデルとなっている。 ※本商品は金曜販売開始商品のため、商品のお届けは発売日当日以降になります。