往年のスタンダード・ナンバーを現代風に解釈し直したといった感じのカヴァー作品集。アレンジは素直で、原曲の良さを活かしつつもMs.OOJAの声質に合うよう音色が調整されている。彼女は伸びのある声が特長だが、時折音程(ピッチ)を外して歌うことがあり、本作品でもその傾向の見られる曲がいくつかある。サ行の発音がハッキリしないのは彼女の個性なのか、マイクの選定が良くないのか。ヴォーカルの録音の明瞭度には不満が残る。また、いくつかの曲でクリッピングノイズと思しき細かい雑音が確認でき、波形を表示すると富士山型に潰れている箇所がある。音圧競争はすでに終わったものだと思っていたが、いまだに続いているようだ。最大音量が0dBに届いても音割れしないようにお化粧することはできるはずだが、それをしていないというのは予算の問題か、エンジニアの技量不足か。このようなソフトが世に出てしまう理由が解せない。
アーティスト/キャスト
商品説明
Ms.OOJAが敬愛する昭和歌謡の色褪せない名曲の数々を艶やかに歌い上げ彼女の真骨頂とも言える珠玉カバーアルバム「流しのOOJA」シリーズ。「流しのOOJA」シリーズの完結編リリース決定。今作はシリーズ初となる"男歌"に絞った楽曲が収録。
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収録内容
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