あとがき

名曲「小名浜」を産みだし、その後数々のアルバムをリリースした後、忽然とシーンから姿を消したJAPANSE HIP HOP界きってのリリシスト。昭和の香りと、哀愁を漂わす彼のリリックには、"韻を踏む"というHIPHOP的な作業だけではなく、文学的なセンスが光る最もHIP HOPらしい構成になっており、ヘッズのハートを鷲づかみにする。時に暴力的で、荒々しさが覗くリリックの行間には、果てしない哀愁と優しさが溢れている。そんな鬼の世界観を一枚で楽しむ事の出来る待望のBEST盤が発売!! 鬼一家名義でリリースされた「赤落」から、現状での最終発売作「蛾」まで。彼の軌跡を辿るようなBEST盤。なんとファンには嬉しい実に2年振りとなる新曲も収録!! ヘッズならずとも、聴いてほしい日本語のHIP HOPの数少ない作品!!