ザ・トライブ

カンヌ国際映画祭2014批評家週間3冠ほか世界の映画祭を席巻! ウクライナの新鋭監督ミロスラヴ・スラボシュピツキーの長篇デビュー作である本作は、台詞や音楽は一切なく、字幕も吹き替えすらも存在しない。登場人物すべてがろう者であり、全篇が手話のみによって構成された、映画史上に類を見ない衝撃作。 ――ろう者の寄宿学校に入学したセルゲイ。そこでは犯罪や売春などを行う悪の組織=族(トライブ)によるヒエラルキーが形成されており、入学早々彼らの洗礼を受ける。何回かの犯罪に関わりながら、組織の中で徐々に頭角を現していったセルゲイは、リーダーの愛人で、イタリア行きのために売春でお金を貯めているアナを好きになってしまう。アナと関係を持つうちにアナを自分だけのものにしたくなったセルゲイは、組織のタブーを破り、押さえきれない激しい感情の波に流されていく・・・。

映像特典: メイキング映像、ヤナ・ノヴィコヴァ来日プロモーションインタビュー、オリジナル予告編・日本版予告編