ライヴ・アット・レディング1982

トゥイステッド・シスター、デビュー直前の幻のライヴ映像が遂に本邦初公開!! トゥイステッド・シスターの大躍進はここから始まった。1982年8月29日、イギリスの『レディング・フェスティバル』での伝説のステージが28年の月日を経て、今蘇る。ニューヨークで1972年に結成、アンダーグラウンドのクラブ・シーンで活動してきたトゥイステッド・シスターを最初に受け入れたのがイギリスのロック・ファンだった。この『レディング・フェス』でのライヴをきっかけに、彼らは成功への階段を駆け上っていく。イギリスでのお茶の間人気を経て、80年代のMTVで「ウィーア・ノット・ゴナ・テイク・イット」「アイ・ワナ・ロック」が大ヒット、メタル界を代表するスーパースターとなる彼らだが、その原点はこのステージにあったと言って過言ではないだろう。未曾有のヘヴィ・メタル・ブーム(N.W.O.B.H.M.)真っ最中のイギリスのキッズを前にして熱演を繰り広げる彼らのライヴ・パフォーマンスは、伝説の序章と呼ぶに相応しい。まだデビュー・アルバム『アンダー・ザ・ブレイド』発表前、日が落ちる前のライヴにも関わらず、2万人の観衆が熱狂。アイアン・メイデン、マイケル・シェンカー・グループ、ゲイリー・ムーアらハード・ロック勢が大挙出演したこの年の『レディング・フェス』だったが、彼らのステージはフェス最大のハイライトのひとつと絶賛されている。『アンダー・ザ・ブレイド』からの楽曲を中心としたこの日のステージだが、ハイライトはラスト、ローリング・ストーンズのカヴァー「イッツ・オンリー・ロックンロール」。モーターヘッドのレミー、"ファスト"エディ・クラーク、UFOのピート・ウェイがステージに上がり、ジャムを繰り広げている。この日のライヴは当時イギリスで一部がラジオ放送され、「シュート・エム・ダウン」が複数アーティストのオムニバス盤『Reading Rock Volume One』に収録されたが、その全貌が明らかになるのはこれが初めて。しかもライヴ映像はこれまで存在するという噂すら立ったことがなかった。世界のヘヴィ・メタル・ファンが初めて目にする貴重な映像作品は、まさに歴史的ドキュメントだ。日本語解説付き。