ライ・エクリプス

バークリー音楽大学のクリエイティヴ・ディレクターに就任、ニューヨーク・タイムズでも絶賛を受ける才人がクリス・デイヴィスです。彼女なしに現代の先鋭的なニューヨーク・ジャズは起動しないといっても過言ではないでしょう。その潜在能力にいち早く注目し、作品発表の機会を与えたのもFresh Sound New Talentの功績のひとつです。このアルバムは2003年録音の『Lifespan』、2005年の録音『The Slightest Shift』に続くリーダー第3弾です。2020年代を迎えた今となっては古典的名盤のひとつに数えられるかもしれませんが、サウンドは鮮烈さを失っていません。名手トニー・マラビーのサックス・プレイも圧巻そのものです。メンバー: Kris Davis(p), Tony Malaby(sax), Eivind Opsvik(b), Jeff Davis(d) 録音: Mixed by Peter Kontrimas at PBS Studios, in Westwood, MA, on April 2004