ビル・マッケンリー・カルテット・フィーチャリング・ポール・モチアン

2000年代初頭のNYジャズのテンションが伝わる、オールスター・カルテットによる傑作。 フレッシュ・サウンド・ニュー・タレントの数多い作品の中でも、いまや古典的な一枚といえるアルバムが初めて国内盤としてリリースされます。ビル・マッケンリーはイーサン・アイヴァーソン、ギジェルモ・クライン、アンドリュー・シリルらとの共演でも知られるテナー・サックス奏者。このアルバムでは50年代からビル・エヴァンス・トリオ等で活躍した巨匠ポール・モチアン、後年デヴィッド・ボウイやマリア・シュナイダーとの共演で名を博すベン・モンダー、ザ・バッド・プラスのリード・アンダーソンとのオールスター・カルテットによる一枚で、2000年代初頭のニューヨーク・ジャズを知るうえでも欠かせない記録といえましょう。