デヴィッド さんのレビュー
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RESURRECT [限定盤]ザ・キングトーンズ伝説の名盤!
キングトーンズ78年の名盤です。オリジナル曲も名曲揃いですがこの作品の白眉は何と言っても、山下達郎さんが提供した「Let's Dance Baby」と「Touch Me Lightly」を聴く事が出来ることです。何回か再発されておりますがそろそろ再発も厳しくなりつつある時期の作品となるかもしれないのでまだ購入されていない方はお早めに購入される事をお勧めします。大名盤です!。
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ゴールデン☆アイドル 早見優 [SHM-CD] [初回限定生産]早見優ナンシー以外にも良曲多し
早見優さんのレコード時代のシングルAB面をコンプリートしたシングルベスト盤です。一般的に優さんと言うと、どうしても「夏色のナンシー」と言うパブリックイメージがありますが、このアルバムを通して聴くと他にも沢山良い曲があります。個人的に気に入った作品は表題曲だけ挙げると「急いで!初恋」「Love Light」「アンサーソングは哀愁」「あの頃に もう一度」「哀愁情句」「PASSION」「西暦1986」「Love Station」「ハートは戻らない」「Caribbean Night」「Tokio Express」「Lonely Liar」などどちらかと言うとマイナー調の楽曲に良い楽曲が多かったです。特にミュージックステーションの最初期のOP曲であった「Love Station」や化粧品のCMで聞き覚えのあった「Tokio Express」がとても懐かしかったですし、メロディーの綺麗な「西暦1986」や「Lonely Liar」、長山洋子さんに「モナリサ」を提供している中原めいこさん作の「PASSION」も力強くて格好良い曲ですね。優さんが発表したシングル表題曲をコンプリートする事はこのアルバムでは出来ませんが貴重でなかなか聴く事の出来ないB面曲を沢山聴く事が出来るこのアルバムはとても貴重で、自分も含めて一部のシングル以外知らないけど聴いてみたい方や当時レコードを持っていて久しぶりに再度集めたい方にうってつけのアルバムです。
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Magic Touch / Beating Hearts [通常盤]King & Princeキンプリの洗練された世界!
King & Princeのニューシングルです。「Magic Touch」/「Beating Hearts」と両A面シングルとなっていてミュージッククリップが収録されたDVD付きもありますが、4曲収録の通常盤がお薦めです。表題曲の「Magic Touch」はキンプリの今までのイメージを覆すダンスチューンとなっています。もう一方の「Beating Hearts」は今再燃しているシティポップを現代風にしたダンスナンバーで夜ドライブする時などにピッタリなお洒落なナンバーです。そして、通常盤にのみ収録されている「雨音」はしっとりと聴かせるミディアムテンポの曲でメンバーそれぞれの歌の上手さが活かされたナンバーとなっています。そして同じく通常盤にのみ収録されている「Seasons of Love」はジャニーズの伝統ともいえる甘くはじけるポップナンバーとなっていてこれからの夏を鮮やかに彩るのにもってこいの名曲です。この「Seasons of Love」を聴くためだけでも通常盤を買う価値が有る程の超名曲でありおススメです。
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サウス・ショア・コミッション +8サウス・ショア・コミッションフィリー黄金期の隠れ名盤
75年に発表された「サウス・ショア・コミッション」の名盤です。「Before You're Gone」「I'd Rather Switch Than Fight」「Any Day Now」はハリウッドで録音されておりますがあと残りのトラックはシグマ録音となっており、翌76年からSalsoul Orchestraへ完全移籍する直前のEarl Young, Norman Harris在籍時のMFSB全盛期の演奏が堪能できます。ディスコクラシックとなっている「FREE MAN」やこれぞフィリーダンサーといえる「We're On The Right Track」「Train Called Freedom」やBlue Notesの「If You Don't Know Me By Now」や「Somewhere Down The Line」を髣髴とさせる壮大なバラード「Just A Matter Of Time」など全曲が名曲と呼べる名盤です。前期フィリーコレクターの方は廃盤になる前に入手される事を強くお薦めします。
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ジャック・マグネット [スペシャル・エディション]ヤコブ・マグヌッソン大御所が集結したAOR名盤
今回の再発でヤコブ・マグヌッソンを初めて知りましたが、ビル・チャンプリンやジェフ・ポーカロ・ジェイ・グレイドンも参加しているという事とボーナスディスクにはインスト・フュージョン・アルバム『Tvar Systur』が付属しているという事で購入しましたが見事に大当たりでした。「ジャック・マグネット」はマグヌッソンの捻りを効かせたAOR節が最初は不思議な感覚に聴こえますが聴いていくうちに癖になり、そこに錚々たるメンバーの安定した演奏とヴォーカルが加わり聴き慣れる頃には完全にノックアウトされます。そして目玉といえるのがボーナスディスクの『Tvar Systur』です。アイスランド出身という事でほぼ同期とも言える世界的フュージョンスターのメゾフォルテの流れを汲むやや硬派ながらもメロディーラインの綺麗なフュージョンタッチのサウンドは日本人受けする事間違いなしの大傑作アルバムです。両タイトル共に「ペイジズ」や「メゾフォルテ」等がお好きな方は要チェックのアイテムです。特に『Tvar Systur』に関してはこれを逃すとなかなか手に入らなくなる可能性がありますのでメゾフォルテ系フリークの方はお早めに入手される事をお薦めします。
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クック・ノート [期間限定盤]
渋谷毅クック・ノート [期間限定盤]渋谷毅静かな名作今回の再発で渋谷毅さんを初めて知りましたがアルバム全体が静かな楽曲を中心に構成されていて、ゆったりと聴けるピアノジャズの隠れた名作と言えます。ピアノのタッチもリリカルで綺麗な音色を堪能できます。
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サマータイム 2001 [UHQCD]ジョージ・ベンソンCTI後期の名盤
長年George Bensonを聴いてきましたが所有しているアルバムの殆どはワーナー期が多く、CTI期は今集めている最中でこのアルバムもまだ未聴の作品でしたが、聴いてみてギター演奏の評価が高いCTI期の中でもトップクラス人気を誇る名盤だと言われるだけの事はありますね。のっけから早弾きの超絶テクニックの連続で圧倒されました。CTI期の作品は演奏メインの曲が多くヴォーカルものは殆どありませんがラストの「サマータイム2001」では艶やかでしっとりとした歌声を聞かせてくれます。翌76年に「マスカレード」で開花するBensonですがその片鱗が伺える名唱です。80年代以降の歌モノBensonは持ってるけどギターでの名演をまだ聴いた事が無いというBensonファンの方にお薦めしたい名ライブアルバムです。
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金色のリボン [Blu-spec CD2] [初回生産限定盤]松田聖子聖子さんからのクリスマス
1982年12月に発売された聖子さん初のクリスマスアルバムです。以前に10万円のBOX内の1アイテムとしてそしてSACDとしては商品化されていましたが純正な1アイテムとしてのCDアルバムとしては38年経ってやっとCD化された待望の復刻作品です。目玉はなんと言ってもユーミンの80年「SURF & SNOW」収録の「恋人がサンタクロース」とリクエストで応募した歌詞で作られた「HAPPY SUNDAY」です。「恋人がサンタクロース」では故 松原正樹さんのリードが鳴りまくるロックテイストなサウンドに乗せて聖子さんが朗らか且つパワフルに歌うヴォーカルが印象的です。「HAPPY SUNDAY」「星のファンタジー」そして既存曲ですが「水色の朝」はこの季節にピッタリな心温まる名曲です。そしてこのアルバムの為に新たにレコーディングされた「野ばらのエチュード」LPヴァージョンですが、シングルのシンプルな演奏と違いこのヴァージョンではオーケストラを多用してゴージャスなサウンドになっているのと聖子さんのヴォーカルにしてもシングルの方は聖子さんおなじみのしゃくり唱法での歌い方なのに対しこのヴァージョンは丁寧に一語一語を噛み締めるように歌っているのが印象的でこちらのヴァージョンをシングルカットした方が良かったのでは?と思えるほどの素晴らしい出来栄えにとても感動しましたこの1曲の為にこのアルバムを購入しても良い位の素晴らしい楽曲です。初回盤には発売当時LPに封入されていた写真集が復刻されて封入されております為、すぐに売り切れる事が予想されますのでまだお持ちで無い方はお早めに購入される事を強くお薦め致します。
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Shot尾崎亜美スケールアップした名作!
尾崎亜美さん82年発表の名作アルバムです。前81年にDAVID FOSTERやTOTOやマクサスのメンバーとセッションアルバムを2作立て続けにリリースした次の作品のため、随所にセッションした時の成果が反映されていて本アルバム全体がセッション前の作品と比べてより聴き応えがある内容へ大きくスケールアップしている事が伺えます。シングルとして発売された「My Song for You」はまさにこの時代のテイストをふんだんに取り入れた亜美さん流のAORナンバーで彼女自身の代表曲となりました。あと色々な歌手への提供曲をここでセルフカバーしたのも目玉の一つといえます。岩崎良美さんへ提供した「ごめんねDarling」「who!」も共に名曲ですが、個人的にはもう1つのセルフカバー 高橋真梨子さんの同82年作「Dear」へ提供した緩急激しいロックナンバーの「Stop My Love」と一方心温まる優しいバラードの「漂流者へ」のセルフカバーが秀逸です。対極ともいえるこの2曲を作った亜美さんの作曲センスの幅広さを感じさせる名曲のセルフカバーは真梨子さんファンも必聴のナンバーです!。
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リッスン・アップ!ホルヘ・ダルト最後の名演
87年に39歳という若さで旅立ってしまった George Benson等のセッションで知られるアルゼンチン出身のピアニスト ホルヘ・ダルトの最後のリーダーアルバムです。1曲目のタイトル曲「Listen Up!」から全力で弾きまくります。この曲の演奏スタイルはRichard Teeにも似たタッチのスタイルで疾走感があります。2曲目「Samba All Day Long」はサンバのリズムに乗せながらもリラックスしたリリカルな雰囲気でとてもお洒落な楽曲に仕上がっています。3曲目の「Concentrate On You」と4曲目の「Sky」はRamsey Lewisの70年代後半の一連のヒットアルバムに入っていてもおかしくない様なしっとりとしながらも時折タッチの強いピアノ演奏が堪能できます。6曲目の「La Costa」はラテンのリズムを取り入れたどことなくShakatakにも通じるようなミディアムナンバーで日本人に好まれるような哀愁あるメロディーがとても綺麗です。そしてラストの「Girl In Blue」はじっくりと聴かせるマイナー調のバラードでバックのアコースティックギターが良いアクセントを醸し出しています。アルバム全体を通して親しみやすいメロディーの楽曲が多くShakatakや和泉 宏隆さん・Ramsey Lewis・Joe Sample等のサウンドが御好きな方にうってつけのアルバムです。90年代初頭に海外で再発されて以来の復刻ですので気になる方はお早めに購入される事をお薦めします。
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サムシン・ライト [初回限定生産盤]ジム・シュミット日本人好みのAOR名作
今回の再発で初めて知り購入しましたが、まだこんなに素晴らしいAORの隠れ名盤があったことに驚きました。AORの名盤は数知れず多くありますがたまに内容が伴わない作品がある中でこのアルバムは日本人なら「大当たり」と言わずにはいられないほどの綺麗なメロディーが詰まった大作です。1曲目の「LOVE HAS TAKEN IT ALL AWAY」はROCKIE ROBBINS 80年の名曲「You And Me」を髣髴とさせる切なくも爽やかさ全開の名曲でアルバムは幕を開けます。2曲目のアルバムタイトル曲「SOMETHIN’ RIGHT」はイントロこそMICHAEL MCDONALDの82年の名曲「I Keep Forgettin'」にそっくりな雰囲気ですが、楽曲全体としては当時の日本の歌謡曲に似た雰囲気を持っておりこの曲がアルバムのリードトラックと呼べそうな出来栄えです。5曲目の「THE PERSON THAT I REALLY WANT TO BE」と7曲目の「THE EYE OF THE STORM」はERIC CARMENもしくはTOM SNOWのバラードを連想させるドラマティックな作りでこの曲も聴き応えがあります。6曲目の「SERIOUS」も歌謡曲テイストの親しみやすい雰囲気でとても好感がもてます。9曲目の「SURER OF MYSELF」はどこかPAGESを連想させるメロウなナンバーです。ラストの「DESTINY」はアルバム中最も異色な曲でホーンセクションを多用したアップテンポなディスコナンバーですがメロディーラインがとても力強く、杉山清貴さんのオメガトライブ時代の曲等が好きな方は一発で気に入る事間違い無しの楽曲です。アルバム自体がとてもレアで次は何時再発されるか分からない初回生産限定盤ですので興味を持たれた方はお早めに購入される事を強くお勧めします。
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イン・ラヴ [完全限定生産]シェリル・リン隠れた名作
CHERYL LYNNの79年発表のセカンドアルバムです。本作は前作にあたる「CHERYL LYNN」からは彼女の代表作でもある「Got To Be Real」が、次作の81年作「IN THE NIGHT」からは同じく代表作にあたる「Shake It Up Tonight」や日本でヒットしたタイトル曲「In The Night」等に挟まれている為一見目立たないアルバムに思われがちですが中身はとても充実しています。ホーンセクションが炸裂するAOR的な②「ハイド・イット・アウェイ」やアップテンポなビートにCHERYLのヴォーカルが終始炸裂しまくる本アルバムの白眉的な目玉曲③「フィール・イット」哀愁あるメロディーにサルソウル風な雰囲気が堪らない⑥「哀愁の街」等良い楽曲が多数収録されています。DAVID FOSTERやSTEVE GADDなど錚々たるミュージシャンが参加しているのも目玉と言えるでしょう。CHERYLは知ってるけど本アルバムは聴いた事が無いと言う方やAOR関連を集めているけどこのアルバムはまだ持っていないという方は是非聴いてみてください。FOSTER流AORディスコが満載された名作アルバムとしてお薦めします。
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スピリット・オブ・ザ・ブギー [生産限定廉価盤]クール&ザ・ギャングFUNKY路線全盛期!
75年に発表された作品です。KOOL & THE GANG初期の代表作である「WILD & PEACEFUL」「LIGHT OF WORLDS」に続いてのアルバムであるため今では少し埋もれがちなアルバムですが快進撃を飛ばしていた時期だけに内容は物凄く濃いです。ギターのカッティングとリードヴォーカルのリバーヴエコーが印象的なタイトル曲①「SPIRIT OF THE BOOGIE」。代表曲「JUNGLE BOOGIE」の演奏そのままにフルートを追加して続編作とした③「JUNGLE JAZZ」。メローな曲展開が心地よい④「SUNSHINE AND LOVE」。哀愁漂うメロディーが特徴のクロスオーヴァー曲⑥「MOTHER EARTH」。前作「LIGHT OF WORLDS」に収録された代表曲「SUMMER MADNESS」の続編となる曲で、妖しげな雰囲気満点な楽曲だった「SUMMER MADNESS」とは対極的に今回はゆったりと漂うまろやかな雰囲気が特徴の⑦「WINTER SADNESS」など聴きどころ満載です。サンプリングとして使われている曲も多いのでヒップホップや最近のR&B系を好む方に特にお薦めしたいアルバムです。
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ザ・キャット・ストライクス・アゲイン [完全限定生産]ジミー・スミス寛ぎとスリリングのせめぎあい。
オルガンの帝王、Jimmy Smithの1980年作品です。ピークを過ぎた時期の作品ですが聴きどころ満載の名作です。George Benson 78年のLIVE盤「WEEKEND in L.A.」でもおなじみのゆったりとした②「ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド」や時間を忘れるようなのんびりとした雰囲気が堪らない⑧「イン・サーチ・オン・トゥルース」などオルガンジャズを堪能するのにもってこいの楽曲が収録されている一方、アップテンポなナンバーも帝王らしく余裕のある演奏が堪能できます。スリリングでハードボイルドな⑤「ウェルシ・タイム」やホーンセクションが炸裂するタイトル曲の⑨「ザ・キャット・ストライクス・アゲイン」あと時代を反映してかオルガンではなくシンセを駆使してフュージョンタッチに仕上げたディスコナンバー④「フリー・ライド」など見逃せないナンバーが多数収録されておりますので「オルガンのジャズはちょっと」という方にも気軽に聴けるJAZZ ALBUMとしてお薦めします。
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a return of saga和泉宏隆トリオThe Water Colors心に残るメロディー
和泉宏隆さんのトリオによるアルバムです。「Forgotten Saga」や「遠雷(Distant Thunder)」等、スクエア時代から楽曲の素晴らしさには定評がある方ですので同曲のカバーはもちろんオリジナル曲も素晴らしい楽曲であると確信して購入しました。結果は期待を裏切らない素晴らしい作品でどの楽曲も分かり易く親しみの持てる綺麗なメロディーが満載の素晴らしいアルバムです。優しい旋律の「Three Swallows」と「遠雷(Distant Thunder)」、Eマイナー調のセンチメンタルな「Moon Palace」、力強さも感じられる明るい「Silver Girl In The Mist」、そして和泉宏隆と言えば絶対に欠かす事の出来ない「Forgotten Saga」のセルフカバー。やはり「Forgotten Saga」は最高傑作ですね。何時聴いても心に響きます。ザ・スクエア及びT-SQUARE時代の和泉さんしか知らない方や夜ゆったりとしたピアノジャズのアルバムが聴きたいと言う方に特にお薦めしたい作品です。
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ラバー・ソウル [期間限定廉価盤]ザ・ビートルズ名曲満載の代表作!
中期の始まりといわれている65年発表の名作アルバムです。アップテンポな名曲としては「ドライヴ・マイ・カー」「ひとりぼっちのあいつ」などが名曲といえますがこのアルバムの醍醐味としてはスローな曲ほど良い曲が多いと言う事に尽きます。「ミッシェル」「ガール」そしてハーモニーが美しい「イン・マイ・ライフ」などコアなファンも納得する程の人気の高い作品が満載の代表作となっておりこれからビートルズを聴いてみようという方にもお薦めの一枚です。