ランブリング・レコードより、名作サウンド・トラックがDCDリマスタリングされ35作発売されます。
ゴダールやトリュフォーなどヌーヴェルヴァーグといわれた作品からイタリアのマカロニ・ウエスタンなど60年代のヨーロッパの映画がラインアップされています。 80年代以降の映画は既存のポップスやロックを使う事が多くなり、サントラはコンピレーション・アルバムの様になってきました。
70年代までは映画のために作曲家が書き下ろしたものがほとんどです。基本的には歌のないオーケストラによるインストルメンタルで、作曲家達は職人的な技術とセンスで時代の空気を絶妙に取り入れながら独特の音楽世界を作り上げています。
現代では、それらのサントラをただ古い音楽をノスタルジックに聞くのではなくラウンジ・ミュージックやモンドミュージックとして楽しむ流れができてきています。つまり映画を見ていなくても楽しめるのです。もちろんサントラを聞いてから映画を見ても良いですし、映画を見てからサントラを聞いてみてもよいでしょう。