今日が人生最後の日だとしたら…

はじめまして。Neowing販売推進グループ海外部(そういう部署もあるのです)の、扇谷と申します。どんなに遅く寝ても5時半に目が覚めてしまうのが目下の悩みです。ナポレオンでしょうか。実績はないですが、流刑(という名の左遷)にはなりそうです。ストレスでしょうか。

そんな僕が人生最後の日に聴きたい「最後の“盤”餐」は

ブライアン・ウィルソン/ノー・ピア・プレッシャー



なぬ、ブライアン知らない?なんてこった。
彼こそは泣く子も黙るアメリカの偉大なるポップ・バンド、ビーチ・ボーイズの(元)リーダーであります。TUBEの大先輩と思っていただければ間違いないです、大筋は。なんだっていーじゃない。


 

血気盛んな頃のブライアン。

こじらせ大先輩を聴く今日も

でですね。小生は中学生の頃からかなりこじらせておりまして、青春の逃避先にブライアンをずっと聴いていたのです。なんたって彼はこじらせの大先輩。

バンド時代こそビートルズに負けるか!とばかりに名曲を大量生産していた彼ですが、プレッシャーからかある日を境に自宅にひきこもり、酒とドラッグ、過食におぼれて肥満化、挙句の果ては頼りにしていた精神科医には稼ぎをもっていかれる等々の、「道徳の教科書でやっちゃいけないって書いてあった」ことは大体実践されていたようです。それも20年間も。アメリカの自由すげえ。

そろそろ引きこもりそうなブライアン。孤独な男の話、できそうですね。
 

聴けばいつでも走馬灯

そこからソロ・アーティストとして涙の復活を果たしたわけなのですが。私にとっては、そんなこじらせ大先輩が奇跡のカムバックを遂げてからリリースする最新作が常に、「最後の“盤”餐」なんです。そのときどきに最新だった作品を聴くたびに、当時の喜怒哀楽が走馬灯のように巡るわけです。こりゃあ便利だ。

ただ、まあ、正直、「生きてさえくれればもうなんでもいいよあんたは。」という心情なのです。最近また働き過ぎているような気がして心配…。だってアルバムのタイトルが『ノー・ピア・プレッシャー』ですよ?「周りのプレッシャーなんかないよ!」って…あんたまだそんなこと言ってるのか72歳だろう。

そしてそんな突っ込みを決め込み続ける私もまた…。
今宵は社長からの無言のプレッシャーを忘れて早めに床につこうかと思います。

ブライアンの伝記映画で涙腺が崩壊

あ、そういえばブライアンの伝記映画、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』。
こないだ予告編がアップされてましたね。もうすっかり中年となった私は最初の1分で涙腺が崩壊いたしました。



映画のタイトルにもなっている大名曲、「ラブ&マーシー」。
嬉しいことに『ノー・ピア・プレッシャー』にも収録されております(18曲目!)。畜生やったぜ。



以上、僕の「最後の“盤”餐」でした。


 

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