今宵の出席者


オーヌキ:今宵の司会・進行役。20代。今年に入りスラッシュ・メタルに心酔中。レコードを買った事はおろか見た事もない世代。ちなみに初めて買ったCDはTHE BEATLESの赤盤。
先鋒戦:ジョン・レノン vs. アッシュ
――今回のテーマは「変り種レコード」。というわけで、お2人には、ジャケットや盤、インナースリーヴなど、パッケージのどこかが普通とは異なる珍しいレコードをいろいろとお持ちいただきました。それではさっそく、先攻のチャーリーさんからご披露いただけますか?





――なるほど、実は意味深な仕掛けなんですね。では、続いて後攻の東風平さん、どうぞ。






――わかりました。では、判定。ジャカジャカジャカ~ジャン♪ 勝者、チャーリーさん!

――ジョンのあんな表情はあまり見たことがなかったので、フツーにレアだなと思いました。

次鋒戦:ザ・ローリング・ストーンズ vs. サウンドガーデン
――では、続いて次鋒戦と参りましょう。先攻のチャーリーさん、お願いします。







――確かにそのとおりですね。・・・名盤すぎてもう「何も言えねえ」という感じになっちゃっていますが、後攻の東風平さん、めげずに次の作品、お願いします。




――わかりました。それでは、判定。ジャカジャカジャカ~ジャン♪ 勝者、ブチャラティ!

――いや、実際そうですけど、これはもう仕方ないでしょう。(笑)
中堅戦:アクア・フラジーレ vs. マカバー
――ではでは、中堅戦に参ります。例によって、先攻のチャーリーさんからお願いします。






――それはすごい! かなりの有効打と言っていいんじゃないでしょうか。素晴らしいエピソードです。それでは、対する後攻の東風平さん・・・って、なんなんですか、それ?



――もう勝手にプレーヤーに乗せて針落としちゃってますけど・・・うわっ、サウンドの方もこれまた・・・一体なんなんですか、これ!(笑)

――・・・よくわかりませんが、なんかすごいですね、これ。とりあえずインパクトだけは十分すぎるほどありました。というわけで、このラウンドの勝者は、東風平さん!

副将戦:ジョン・ケイル vs. ザ・クリムゾン・カース&ザ・フェスティヴァル・オブ・ザ・ディア
――かろうじて東風平さんの首がつながったところで、続いて副将戦と参りましょう。今回も先攻のチャーリーさんから、ご披露よろしくお願いします。






――ジャケットのくりぬかれた枠のところに『Kodak』と書いてありますね。


――アートワークという言葉がありますが、これはまさしくアートと言うべき作品ですね。強力です。東風平さん、相手は強敵ですが、大丈夫でしょうか?



――お~っこれはこれは!(笑) 強いの来ましたね~。





――これは正直・・・出落ち感がハンパない! というわけで、勝者、東風平さん!

大将戦:ジェファーソン・エアプレイン vs. ブルータル・トゥルース
――さて、いよいよ大詰め、大将戦です。これまでの対戦成績は2勝2敗の五分と五分。それでは雌雄を決する最終戦、チャーリーさんはどのような攻めを見せるのでしょうか?


――あ~、よく見るとキリトリ線とか入っちゃってますもんね。


――あっ、本当だ! これっていわゆる、ヘンプってやつですか?


でも結局、オリジナルのJEFFERSON AIRPLANEとしてはこれが最後になっちゃったんだよね。この時のツアーの模様を収めるライヴ盤『THIRTY SECONDS OVER WINTERLAND』も後に出たけど、スタジオ作としてはこれで一旦、打ち止め。この後、バンドはJEFFERSON STARSHIPへと発展、ヨーマ・カウコネン(ギター/ヴォーカル)とジャック・キャサディ(ベース)の2人は既に動かしていたHOT TUNAを本格的にやり始めることになる、と。


――なるほど。音楽も含めて、大将戦に相応しいなかなか強力な作品でしたね。さあ、それでは東風平さんにも期待しましょう。最後に相応しい強力な一手をお願いしますよ。





――ただ、彼らがやると、「あなたがここにいてほしい(原題:Wish You Were Here)」のカヴァーも最後はこんな風になっちゃうと。(笑)

――なるほど! オチが付けられているわけですね。こうなると、う~ん、判定が難しいな・・・。わかりました。では、判定! この勝負、引き分けです!


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