胸騒ぎ

人は見かけによらない…

国籍の異なる2組の家族が過ごす楽しい週末が、徐々に不可解な展開へ進んでいくサスペンス作品。幸せなシーンなのに不穏な音楽を使用するなど、違和感を覚える印象的な演出も多々。言葉を失ってしまうほど過激などんでん返しのラストは、鑑賞後の後味の悪さを約束します。なお、衝撃的なストーリーが話題となり、全米でジェームズ・マカヴォイ主演『スピーク・ノー・イーブル』としてリメイク。こちらは別解釈のエンディングで、ある意味で『胸騒ぎ』よりも恐ろしい。。

アザーズ

あなたもきっと騙されます…

ニコール・キッドマン演じる主人公と病を患う2人の子供を軸に、あることをきっかけに広大な屋敷で不思議な現象が次々と起こり始めます。仄暗い湿っぽさが終始滲み出てくる映像美が恐怖感をいっそう引き立たせます。ホラーと家族愛…この相反するテーマの化学反応から生まれる、一瞬何が起こったのかわからない驚愕のラスト。その謎がすべて解けたとき、まさかの感動どんでん返しフィナーレを迎えます。

ユージュアル・サスペクツ

ラスト1分の衝撃たるや…

常連容疑者5人を軸に、正体不明の謎のギャング"カイザー・ソゼ"を追うクライム・サスペンスの傑作。アカデミー賞でケヴィン・スペイシーが助演男優賞、クリストファー・マッカリーが脚本賞を受賞。まさしく優れた俳優と脚本が揃って出来上がった作品というわけです。余計な情報を入れずに、ストーリーをじっくりと考察しながら見てほしい作品。その先にある伏線回収、華麗なるどんでん返しはラスト1分にやってくる!

ミュージアム

カエル男ヤバすぎる…

小栗旬が主人公の刑事役を熱演した映画『ミュージアム』。猟奇殺人事件の犯人の魔の手が、主人公の家族にも忍び寄るスリリングなストーリー。本作で"カエル男"と呼ばれる犯人を演じた、人気俳優の役者魂にあっぱれです。ブラッド・ピット主演映画『セブン』の邦画版と呼ばれるストーリーとして話題になりました。衝撃のラストが『セブン』と被るのか否かは、ご自分の目で確かめてみて下さい。

ゲット・アウト

全編通してどんでん返し…

現在、最も注目を集めるジョーダン・ピール監督の大ヒットホラー映画。本作はアカデミー賞で脚本賞を受賞。アフリカ系アメリカ人の主人公が白人女性の恋人の実家へ招待され歓迎されるも、家族や使用人の面々に違和感を感じ始めます。この違和感が予想外すぎる展開に進み、主人公を恐怖のどん底へ陥れます。ラストだけでなく、全編通してどんでん返しの連続。あなたの近くで誰かがティー・スプーンを回し始めたら即ゲット・アウト。

  • [第1弾]どんでん返しのラストが待ち受ける映画5選!!