はじめに

楽器を買い教本も手に入れ練習を進めると、どうしても『バンドで合わせてみたい!』という気持ちが生まれてくるでしょう。でもそんなにすぐに上手くはならないし、弾きやすいけれどかっこいい楽曲を知りたい・・・そんな方におすすめの楽曲をピックアップしました!

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選曲のポイント

■ギターはパワーコードで弾くパートが多い

単音弾き、ソロパートはもちろんカッコいい。ギターリストとしてやはり取り入れたい。しかし初心者ではやはり難しいし、その部分のミスだけで動揺したり、楽曲のページに置いていかれることもあります。ここは安全に、パワーコードでメンバー全員でリズム、演奏を"合わせる"ことができることに焦点をあてていきましょう!

■バラード、ミディアムナンバーはしっかりキメがある曲

バラードならテンポもゆっくりだから弾きやすいし合わせるのも簡単でしょう!と考えてしまいがちですが、リズムがずれたり1回ミスをするだけでとても目立ちます。そして誰がミスったかもすぐバレます。怖いですね。もしバラードを選びたいのであれば、イントロ後やサビ前にきっちり分かりやすいキメがあると、比較的バラバラな印象をもたれずに済みますよ!
 

女性ボーカル

▼SHISHAMO「君と夏フェス」(難易度:★☆☆)

途中のギター、ベースソロを乗り切れれば、かなりかっこいい!春~夏にぴったりな楽曲ですね。
「明日も」の人気の楽曲ですが、かなりイントロ・サビにホーン隊の音が入っているので、原曲に近づけたいならば「君と夏フェス」をオススメします!


 

▼チャットモンチー「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」(難易度:★★☆)

所謂ギターソロという部分がないので、コードを弾くのは出来るけど単音を弾くのが苦手・・・という方におすすめな1曲。

チャットモンチーはベース、ドラムのリズム隊が重要で、さらにボーカルがかなり高音でブレスを入れるのが難しかったりもするので、そちらに気を取られてギターをミスらないように気をつけましょう!


▼椎名林檎「歌舞伎町の女王」(難易度:★★☆)

椎名林檎さんの楽曲だと、1stアルバム『無罪モラトリアム』収録曲がおすすめ。こちらでピックアップした「歌舞伎町の女王」以外にも、「正しい街」「積木遊び」、ピアノをメインに歌唱力で魅せるなら「同じ夜」に挑戦してみてもいいですね!


 

▼中島美嘉「GLAMOROUS SKY」(難易度:★★☆)

ギターをかなり重ねており1本だと音が薄くて少し寂しいかもしれないので、ギターリストが2人以上いる場合にオススメ。楽曲の知名度もあるので外向けの発表、ライブにもいいですね!

作曲者でもあるHYDEバージョンもよりロックさが増してかっこいいので、ボーカルのキーに合わせてどちらにするか決めてもよいでしょう♪


 

▼SCANDAL「瞬間センチメンタル」(難易度:★☆☆)

テンポはBPM168程度とそこまで速くなく、ギターソロ、2番のベース・スラップ部分も難しくないので、ガールズバンド初心者におすすめ。

Cメロ終わり、ラストサビ前の部分でギターがディレイを使用していますので、エフェクターを持っていなければ最悪カットしても○。


 

男性ボーカル

▼BUMP OF CHICKEN「天体観測」(難易度:★★☆)

「天体観測」いえばあのイントロのリフ。こんなに速く弾けないよ・・・と思うかもしれませんが、単音でもいいのであのパートさえ弾けるようなればかなり通しやすい楽曲です。

しかしこの曲は、ギター、ベースは普通のチューニングより半音下げる必要があります。チューナーに半音下げ機能があれば簡単に設定できますが、セットリストの真ん中に入れるとチューニングを元に戻す必要があったりとなかなか厄介。もし複数曲連続で演奏する場合はラストにもってくればその後戻す必要がないのでおすすめです!


 

▼ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」(難易度:★★☆)

ギターソロに早弾き部分がなく、リズムも高速でなくサビ前にしっかりとキメもあるのでかなり合わせやすいでしょう。ノリやすくて大人数の前で披露するには最適な楽曲ではないでしょうか。

ギターを重ねてはいますが、サビはコード弾きの方のみでもそこまで寂しくはならないはずです。逆にボーカルの技量にかかっているともいえます。歌にこめられた想いを正面からぶつける勢いで歌い上げましょう!がんばれボーカル!


▼ヤバイTシャツ屋さん「あつまれ!パーティーピーポー」(難易度:★☆☆)

”ヤバT”ことヤバイTシャツ屋さんの人気曲。つまづきそうな箇所はギターソロくらいで、テンポも速くなく、歌詞も印象的で覚えやすい歌詞でまさに初心者向けの1曲!

その問題のギターソロは他のバンドと比較しても長さ自体が短いので、ここは練習して乗り切りましょう!



▼RADWIMPS「いいんですか?」(難易度:★★★)

演奏的に特別難しいという箇所はないのですが、バンドで合わせるときはグルーヴ感を出せるかが勝負です!

ベースラインがかっこよくかなり目立つので、初心者には少し難しいかもしれませんが是非挑戦してベーシストとして目立っちゃいましょう!



▼WANIMA「やってみよう」(難易度:★☆☆)

auのCMでもおなじみの「やってみよう」は、速すぎず適度なテンポ、そして抜群の楽曲のキャッチーさで新入生歓迎会や学園祭などでも盛り上がること間違いなし!

Cメロのアルペジオのところは、難しいようであればコード弾きに変えてボーカルを目立たせてもよいですね。ただコーラスはほぼ全編で必要になるので、メンバーで協力しあってずれないように気をつけましょう!

最後に

今では楽器が弾けずとも、そしてバンドメンバーがいなくても、自分の楽曲をネットなどで発表できる時代です。しかし、楽器を始めたからには誰かとバンドを組んで、好きな楽曲をみんなで演奏したり披露したい!という欲がでてくることも時にはあるでしょう。

そして、1曲でもちゃんと通せるようになったら嬉しくて、もっと沢山の曲を演奏したい、上手くなりたいという気持ちからさらに練習意欲が生まれてくる。それは楽器や音楽の大きな魅力の一つではないでしょうか。

新入生発表会や学園祭、そして職場のメンバーと休日に行なう趣味の一環としてなど、演奏・バンド活動を通してぜひ素敵な時間を沢山過ごしてくださいね♪