KP さんのレビュー
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ザ・プレミアムベスト 尾崎亜美尾崎亜美ちょっとした悪意
尾崎亜美の比較的初期の作品から90年代の作品までを満遍なく集めたベスト盤。 選曲自体は悪くない。 本人名義の曲や他者への提供曲のセルフカバーも含まれていて、入門編としてのベスト盤であることは間違いはない。 ただ、ジャケ写が悪い。 この作品を尾崎亜美のベスト盤が欲しい、と思いつつも長らく購入しなかった原因は、ずばりジャケ写が原因。 Light Mellowシリーズの購入が難しくならなければ、この作品は買わなかったと思う。 ボリュームはこちらの方があるにせよ、あまり購買意欲を掻き立てるジャケ写ではないなぁ、と思う。 尾崎亜美自身は、もっと評価されるべきアーティストだと思う。 作詞作曲編曲を一人ですることが、すごいことだとは思わないが、彼女の作品は世代を超えて愛されていることにかわりはないのだから。
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金魚涙。 [CD+DVD]蓮花すっかり専属。
すっかり「信長の忍び」の専属歌手になってしまった感もある蓮花の4枚目のシングル。 制作にあたり、何らかの制約があるのかもしれないが、詞も曲もややマンネリ気味。 どちらかがマンネリでも、どちらかが新しければ、それは安定感とも言えるから、制作の難しい所。 ウィスパーヴォイスと絡み合うコーラスワークが蓮花の持ち味だが、「金魚涙。」では、それも不発。 ファンとしては、そろそろフルアルバムも聴きたい所。 三周年ということで、期待しています!
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シンデレラガール [DVD付初回限定盤 B]King & Prince豪華!……でも。
キンプリのデビューシングル。 特典DVDには、メイキングが収録されています。 レコーディング風景、PV撮影風景、ジャケ写撮影風景。 この特典DVDを見て思ったのが、誰に対して作られているのか、ということ。 キンプリはジュニア随一の人気グループだったので、ファンが買うことは容易く想像はできる。 しかし、ファンしか買わない訳ではない、ということ。 DVD中にメンバーの名前をテロップで出すような工夫をした方が良かったように思う。 メンバーの顔と名前を一致させる機会としては、CDを買うような人にはこれ以上ないと思う。 CDを買う人がメンバーの名前と顔を必ず知っている、という認識で製作しているなら、それは内輪受けであって、他者から見れば楽しめるものではない。 また、初回AがPVのみだったので、分散して収録してもよかったのでは? メジャーデビューに際しての気持ちをメンバーが語る場面を用意してもよかったのでは? デビューシングルの特典にしては、お粗末な印象を受けた。
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シンデレラガール [DVD付初回限定盤 A]King & Princeデビューシングル。
ようやくメジャーデビューのKing & Princeの1stシングル。 シンデレラガールは、メンバーの平野紫耀くんが出演しているドラマの主題歌! キラキラしたポップなナンバーがとっても心地よくて、まさにキンプリって感じ! でも、4分くらいのMVのDVDが付くだけで1500+税は高過ぎるかも。 他のグループなら、豪華ブックレットにMVのメイキングやジャケ写撮影の様子も込みで、このくらいの値段なだけに割高感は否めない。 次に期待します!
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シンデレラガール [通常盤]King & Princeデビュー、おめでとう!!
King & Princeのデビューシングル。 恋愛ドラマの主題歌ということもあり、キラキラとしたサウンドが特徴。 ドラマとセットで見れば、かなり良い感じだが、曲単品で聴いた場合は、ちょっと物足りない部分がある。 「シンデレラガール」の歌詞は良く言って凡庸、悪く言えばイマイチ。 タイトルの「シンデレラガール」という言葉すらも持て余しているしまっている。 タイアップであるドラマの世界観に寄せましたよ、という印象。 「Funk it up」や「YOU, WANTED!」にいたっては、手あかのついたダンスナンバー。 これといった目新しさはなく、耳を素通りしていきそうな楽曲。 折角のデビュー曲だが、大ヒットに見合うクオリティではないというのが本音。
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呪いが解けた日 [初回限定盤]焚吐そろそろキツくなってきた
初のミニアルバム、という謳い文句だけど、「トーキョーカオスe.p.」は無かったことに? と、思ったら、EP扱いなんですね。公式では。 みやかわくんとのコラボで話題を呼んだ後のミニアルバム。 焚吐が言わんとしていることは解るが、ちょっと歌詞がマンネリに陥り始めてきている感は否めない。 サウンド面でも、メジャーシーンで活躍しているミュージシャンを起用しているものの、デビュー当時から、特に大きな進化は見られない。 焚吐自身は、良い意味で声が太くなり、それでいて持ち前のハイトーンボイスも維持しているだけに、作風をもう少し拡大でき、尚且つ、持ち味を損なわないようなアプローチが必要になってきているのかな、と思う。 好きなだけに少し残念な思いがある。
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I for U 豪華盤 [DVD付初回限定盤]柿原徹也これはっ!
いつものことながら、リリースの発表は早く、収録曲の発表は遅い。 もうちょっとレーベル側は考えてもらいたいものです。 フルアルバムとしては、「orange」以来の約2年半ぶりの作品。 ブックレットに誤植があるという、少し残念なスタートではあったものの、作品自体はかなりいい! 今までの柿原徹也と新しい柿原徹也がバランスよく一枚のCDに収まっている。 正直、最近の作品には目新しさがなくなっていて、「I for U」にもあまり期待はしていておらず、惰性で買っていたが、買ってよかったと思わせる内容の作品になっていると思う。 ただ、MVの曲は「別にこれじゃなくても……」と思ってしまったが。 何はともあれ、「I for U」の購入を迷っている方がいるなら、自信を持ってオススメできる作品になっていますよ!
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ゴールデン☆ベスト ピンク・レディー [SHM-CD]ピンク・レディー70年代アイドル最大の台風
1976年8月にデビュー。 山本リンダをより大衆受けするようにと阿久悠と都倉俊一が昇華させ、誕生したのがピンク・レディーだと思う。 コミックソングになる一歩手前の歌詞とリズムやビート重視の楽曲に楽しげな振り付けは、大人よりも先に子どもに火がついた。 そして、セカンドシングルのS・O・Sで徐々に順位を上げ、オリコン一位を獲得。 サードシングルのカルメン'77でいよいよ大ブレイク。複数週の一位を獲得するようになる。 以後は、渚のシンドバッド、ウォンテッド、UFO、サウスポー、モンスターと5作連続でミリオンセラーになり、9作連続オリコン一位、オリコン一位を63週獲得。 金字塔をたてることなる。 しかし、一転、ジパングからあれよあれよという間にスターダムから転げ落ちていく。 そんな彼女らの軌跡を感じられる作品。 アメリカ進出は彼女らの音楽性に広がりを与えたが、リスナーは、それを望まなかったのだろう。 曲云々ではなく、キャンディーズや山口百恵といったトップアイドルの引退宣言により、アイドルブームにひとつの区切りがついたのだろう。 曲を聴き進めていくと、彼女らの技量技能と音楽性とが、上手く噛み合っていないように感じる。 山口百恵やキャンディーズがスキルアップしていく中で、売り上げでこそ勝ってはいたが、彼女たちには、後発故に見劣りする部分も否めない。 だが、ピンク・レディーの存在は紛れもなく、一時代の象徴ではある。
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ODD FUTURE [通常盤]UVERworld好きな曲!
一曲目の「ODD FUTURE」のイントロはジャズテイストで、最近のUVERworldの挑戦が開花した印象。 これまでのUVERworldとこれからのUVERworldの過渡期的な作品になるかも、という期待も持て、この一曲だけでも意義があるように感じられる。 二曲目の「PLOT」はHR調の楽曲。ギターの感じはB'zにも通じる。B'zほどのゴリゴリした感じはないが、メジャーなJ-ROCKバンドでここまでROCKしているのは珍しい部類だと思う。 三曲目の「CORE STREAM」は、インスト。 コーラスは入ってはいるが、歌ものではない。 アルバムのアウトテイク?と思ってしまうが、そこそこにいい曲。 楽曲とは関係ないが、ジャケ写は通常盤の方が、個人的には好き。
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ODD FUTURE [DVD付初回限定盤]UVERworld特典DVD
特典DVDに表題曲のMVは収録されていないので、気を付けて下さい。 それと、三曲目の「CORE STREAM」はインストゥルメントなので、そこも要注意。 UVERworldに誠果さんが本格的に加入してから、いい意味でバンドに変化している気がします。 これからも進化することを恐れずに、どんどんカッコよくなってくれたらな、と思います。 今回、収録された三曲は、三曲とも別々の輝きでカッコいい曲ですよ!
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ODD FUTURE [期間生産限定盤]UVERworldひとつで二度美味しい
前作から10ヶ月ぶりに、ようやく発売されたUVERworldの32枚目のニューシングル! 待ちに待った甲斐があった! 普通、「アニメver.」で収録されている曲は、表題曲を短くまとめた、言うなれば、“さわり”のようなものが多いのだけど、実際、UVERworldもそういうことが多かった。 でも、今回は違う! アレンジが違うから、まるで別の曲のよう! 1分半という短さが惜しいくらいに、ちゃんと作り込んである。 アニメバージョンはアニメバージョンで、UVERworldだなぁーという作品で、とってもいいと思います!
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Ask Yourself [通常盤]KAT-TUNあれ!?
待望のニューシングルなんですけど、ちょっと音が軽くないですか? というのが、初めて聴いた時の印象。 「Ask Yourself」のタイアップドラマが終了してからの発売もちょっと理解できない。 活動再開はずーっと期待していたことなので、とても嬉しいんだけど、ちょっとなぁ……と。 カップリング、特に「Real Face#2」の収録は嬉しかった! 再デビューみたいな意気込みを感じられたから。 欲を言えば、「Real Face」のアレンジャーもCHOKKAKUさんだったので、別の人にアレンジをしてほしかった。 「Real Face」「Real Face#1」「Real Face#2」と3パターン三者三様で彩ってくれたら、よかったな。
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Ask Yourself [通常盤 (初回プレス仕様)]KAT-TUN三人体制で初のシングル
2010年、2013年、2016年とメンバーが脱退。 2016年5月から充電期間に入っていたKAT-TUNのニューシングル。 今回は、表題曲の他に、C/Wにはメンバーのソロが収録! 亀梨君の曲は、KAT-TUNのイメージの延長線上にある感じの曲。 上田君の曲は、大森靖子を起用したものの、正直、これじゃない感のある曲。 中丸君の曲は、とっても優しいスローバラード。 中丸君の歌声も甘くて素敵! これを三人で歌って欲しかったなぁ~とも思える曲。 中丸君推しなら、絶対に聴いた方がいい曲ですよ!
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梶芽衣子全曲集梶芽衣子全曲集ではあるけど…
最近のベストの複数枚組になれてしまったからか、20曲も入っているのに、物足りなく感じてしまった。 女優として今もなお現役の第一線で活躍している梶芽衣子だが、歌手としても20曲では物足りないと感じさせるほどの魅力がある。 圧倒的な歌唱力があるわけではないのだが、彼女の歌には心を揺さぶられる。 曲調や歌詞は退廃的というか厭世的。 これらは、当時の彼女の映画の主題歌なので、仕方ない部分は多分にあるが、苦手な人はとことん苦手だと思う。 だが、梶芽衣子を語る上で、彼女の主演作を語らずにはいられないように、彼女の歌もまた、同様ある。 70年代の歌謡曲や文化に興味がある人には、マストアイテムと言っても過言ではないだろう。
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昭和レジェンド 美空ひばりと石原裕次郎・なかにし礼美空ひばり、石原裕次郎ひばりと裕次郎
以前にも、美空ひばりと石原裕次郎でベストは出ていたが、今回はなかにし礼が手掛けた作品のみという企画盤。 美空ひばり目当てで買ったのだが、なかにし礼自身もブックレットに書いているように、歌詞に関してはいまいち。 ひばりが歌っているから聴けるレベル。 「サバの女王」はスタジオ録音ではなく、テレビで歌ったものを音源化したものである。 対する石原裕次郎は、元々石原裕次郎にそこまで詳しいわけではなかったので、とても新鮮に感じた。 これを機に、石原裕次郎の足跡を辿るのも悪くないかな、と。 なかにし礼が作曲まで手掛けていたのは、初めて知ったので、多才な方なのだな、と関心はした。
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D×D×D / GREAT AMBITIOUS -Single Version- [通常盤]BREAKERZ意外と似合う(笑)
残念ながら、YAIBAに続き2作目のシングルチャートトップ10入りはならず。 通常盤には、いつも通り過去の曲のアコースティックバージョンが収録。 かなりタイアップ先に寄せた歌詞になっている。 ジャケ写はタイアップ先に合わせたコスプレ?になっているのか、SHINPEIが珍しくサングラスをかけていない。 妙に似合っているのが少し笑える(笑) これからも色々なことにチャレンジしながら、大きなバンドになってくれたら、と思う。
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D×D×D / GREAT AMBITIOUS -Single Version- [ダメプリ盤]BREAKERZTV sizeが聴きたくて
「D×D×D」のTVサイズを収録しているダメプリ盤。 アニメの主題歌は、OPなりEDなりの尺にどう合わせるかも大事だと思う。 アニメのもうひとつの顔とも言えるのだから。 なので、アニメは観ていなくても、TVサイズを聴くのが好きだ。 出来れば、通常盤に収録してくれるか、ノンテロップDVDをつけてくれると有り難いのだが…。 カップリングはアルバム「X(クロス)」収録曲のシングルバージョンではあるが、アルバムに収録されていたバージョンとは、また違う面が見られて良かったと思う。
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Bright Burning Shout [通常盤]西川貴教相変わらず歌が上手い
TMRでもabsでもなく“西川貴教”名義での初シングルCD。 去年に配信シングルと、TMRより前に、浅倉大介のソロ作品に参加したことはあるが、その時はあくまで浅倉大介 expd. 西川貴教名義。 TMR再開あたりからハードロックを意識したボーカルスタイルや曲調に変わってきた。 その変遷上のabsがあり、本人名義があると思うので、ハードロック好きには受け入れられやすいのでは?と思う。 歌が上手いので様になっている。 出来ることなら、本人名義のフルアルバムが聴きたい。 それと同時に、原点回帰した浅倉大介主導のTMRも聴きたい。 後者は恐らく無理だろうと思うが……。
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M album [通常盤]KinKi Kids聴かせるKinKi
KinKi Kidsの「The BEST」を聴いていて、ふと通販限定だった「Glorious Days ~ただ道を探してる」を聴きたくなったので、購入。 通常盤は新曲14曲、セルフカバー9曲収録。 得てして、セルフカバーは原曲の良さを損ねるものだが、このアルバムでは、原曲と遜色ないクオリティを保っている点は特筆に値するのではないだろうか。 デビュー当時に比べ、リリースペースがスローになってきたのは、少し残念だが、それがクオリティに繋がっているのなら、致し方ないのかもしれない。 このアルバムを聴いて、今後、堂本剛の突発性難聴により、音楽活動が難しくなるのなら、奇跡的な快復を願わずにはいられない。 それと同時に、自分を見つめ直す良い機会と捉え、新たなボーカルスタイルを模索して欲しいとも思う。
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Fifty~Fifty [Blu-ray付初回限定盤]林原めぐみ51歳、おめでとう御座います。
前作「CHOICE」から7年8ヶ月ぶりのオリアル、だそうですが、新曲3曲にボーカルリテイク2曲では、ほとんど「CHOICE」以降のベストですよね。 発売日が自身の51回目の誕生日だったんですね。 おめでとう御座います。 Teenにも届かない頃から、めぐさんの曲を聴き、「Iravati」では初の作詞作曲を手掛けた「Thirty」が収録されており、「Plain」では「Forty」(作曲は、たかはしごうさんとの共同)。 今回の「Fifty~Fifty」の「Fifty」では、10年ぶりに作曲か!?と期待していましたが、たかはしごうさんの作曲で少し残念でした。 お互いに年を重ねて、環境が変わっていく中で、ホッと出来る声はとても貴重です。 ただ、古くからのファンとしては、新しいことにも挑戦しつつも、無くさないで欲しいものがあります。 声優アーティストとして大ブレイクしてから何度もタッグを組んだ佐藤英敏さんや五島翔さん、大森俊之さん、Vinkの三人あたりのサウンドを一曲でもいいから入れておいて欲しいです。