ゾンビは口に塩を詰め さんのレビュー
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド [Blu-ray]洋画今あるゾンビの原点
かなり古い映画でモノクロだけれど、今あるゾンビ映画の原型を作った作品。この映画でロメロは一躍ゾンビ映画監督になったわけで。歩く死体に襲われるなんて想像しただけでおしっこちびっちゃう。唯一の救いはゾンビがトロイこと。これならば逃げられるかもしれないという淡い期待を持ってみるが、結局一番怖いのは死んでいる人間ではなく生きている人間なんだなぁと。ゾンビ映画が好きでこの映画を見ていない人は絶対に見るべし。
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X-ファイル 2016 ブルーレイBOXTVドラマ久しぶりの興奮!
待ちに待っていたX-ファイルの最新シーズン。ハーフシーズンの為に話数は少ないけれど、相変わらずのX-ファイルテイストは健在だった!二人はすっかりアダルトな雰囲気になってしまったけれど、大人のX-ファイルと言う感じで超クール!ネタばれになるからストーリーは書かないけれど、最高ッス。 スリルあり、笑いあり。ファンなら見るべきだと思う。また次シーズンへの伏線と言うかなんというか。これは次のシーズンを作らないと暴動が起きると思う。(少なくとも私ひとりは暴動を起こします。) とにかく永久保存版のX-ファイル。見ないと損するぞ。。。
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大脱走 [廉価版]洋画史上最大の映画
実話に基づいた映画だけれど、まず出てくる俳優たちがすごい。オールスターキャストですよ。この頃の俳優ってみんな強烈で存在感が非常に大きい。みんな個性的でかっこいいんだけれど、個人的にはスティーブマックィーンのかっこよさに惚れた。 それぞれに役割があってたんたんと脱獄に向けて遂行していくのだけれど、一筋縄ではいかないわけで。もうね、ハラハラドキドキの展開は目を離せない。音楽もかっこいいよねー。この大脱走のマーチが聞こえるとワクワクしちゃうのは自分だけ? この映画は絶対に色あせない永久保存版だと思うよ。
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土門拳写真論集 (ちくま学芸文庫)土門拳/著 田沼武能/編写真は哲学である
土門拳は日本が誇る偉大な写真家であると同時に、画家であり、随筆家でもある。気に入ったものにはとことんくらい付きものにする。後人の面倒見もよくカメラ雑誌の投稿への批評やアドバイスなどは雑誌を越えて手紙をしたためるほど。 写真家として何を考え、何を目指していたのか?すでに故人であるため永遠の謎ではあるが、この本は土門拳の思考の一端を知ることができるだろう。 戦後日本の偉大なる写真家に乾杯!
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マイ・インターン洋画社会問題を軽快なテンポで描いた映画
これからの高齢化社会を考えると確実に増えてくるであろうテーマ。結構重たいテーマだけれど、明るく軽快なテンポで描いている。 リタイアした後であれこれやってみてもぽっかり空いた心の隙間は埋まらない。高齢インターンとして働きに出るというなんとも単純なストーリーではあるのだけれど、ロバート・デ・ニーロの演技にグイグイと引き込まれていく。 やっぱりロバート・デ・ニーロは名優だよねぇ。渋いマフィア系の役から今回のような優しいおじさんもそつなくこなす。歳をとっても渋い。うまいよねぇ。もちろん、デ・ニーロだけではなくアン・ハサウェイもキュートで嫌味がなく好印象。 映画としては本当にオーソドックスなヒューマンドラマなんだけれど、殺伐とした映画が多い現代では非常に素敵。おおらかな気持ちになる。こういう素敵な人間関係がもっとたくさん増えればいいよね。 またこの映画、暗いシーンがひとつも出てこないんだよね。まるで印象派の絵画のよう。昔からのオーソドックスな映画の撮影方法。これがまた良い。 とにかく、気持ちがやわらかくなる素晴らしい映画だったよ。