今日が人生最後の日だとしたら・・・

こんにちは、Neowingのミドリコです。好きなものはテレビ。自動録画機能の付いたHDDを買おうか迷う日々です。

人生最後の日に観たい映画は!なんと!『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』です!・・・はっ、音楽でしたね(茶番、しかもDVD単品は廃盤(涙))

さて、私の人生最後の日に聴きたい「最後の“盤”餐」は

ゆず/FURUSATO


もちろん他の作品も大好きなのですが、今思い浮かぶのはこのアルバムです。
 

第一印象から一転・・・

ゆずの音楽を聴き始めてかれこれ17年ほどの年月が経ちました。その間に色々な音楽へと流れたりもするのですが、ゆずだけは今でも変わらず聴き続けています。
 
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初めて買った1998年作のジャケ写。若い!

そしてこの作品「FURUSATO」の発売情報もリアルタイムで入手しました。「新作だ!わーい!」というハッピーな気持ちで収録内容を見たのですが、なんと!シングルや既に発表されているものを含め7曲もあったのです!新曲が少ないということだけで、そのときばかりはマイナスな感情しか出てきませんでした。ごめんなさい。当時のゆず。

しかし実際には聴けば聴くほど、バラバラに発売されたはずのシングル曲が『FURUSATO』というテーマで結ばれ、曲の持つ色や想いがさらに深くなっている。一つのストーリーが作品として成り立っていたのです。キャッチーでありテーマ性もある。シングルベスト+αではもちろんなく、オリジナルアルバムとして楽しめる1枚でした。

"故郷"から"未来"へ

そして、最後に収録されている彼らの故郷“横浜”への想いを歌った楽曲「みらい」。ちょうどこのアルバムが発売された頃、学生となり電車に乗って都会に出る機会も増え、地元と都会を比較しては凹むことが多くなっていました。

周りから見れば恵まれていたのかもしれませんが、東京と比べれば田舎だし、駅と駅とが離れているし、電車も本数少ないし、終電早いし・・・何もいいところなんてない!出て行く!と思うこともしばしば。若いですねぇ。今考えれば帰れる距離なんだからいいじゃないかと思えるのですが。
 
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シングル「逢いたい」のカップリング曲でもあります

でもそんなとき、『みらい』というタイトルで『ふるさと』を歌うこの曲にはっとさせられました。家族、友人、学校、公園、育った街・・・そんな故郷によって自分という人間は作られた。そんな愛すべき故郷があるからこそ、明るい未来へと進んでいくことができるのではないだろうか。毎日様々な欠点を見つけては少しだけ良く見える他者と比べて卑下しまうなんて、それじゃこの先明るい未来なんて来ないな、と改心し、それから我が街を愛せるようになったのでした。ほんと当たり前のことって気付かないものですね。。。

人生最後の日くらい前向きにいたい、この曲の壮大なアウトロを聴きながら『ありがとう我が故郷・・・』と微笑みながら眠りにつきたいものです・・・。

以上、私の「最後の“盤”餐」でした。
 

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