嘘なんてつくもんじゃない
嘘ついてますか、嘘ついちゃダメよ。
嘘、ホラ、いかさま、フェイク、虚構…。ひとつの嘘を貫き通すために、その何重もの嘘をつき続けるハメになる。怖いですね、嘘。
エイプリルフールや物事を円滑に運ぶための「嘘も方便」を除いて、嘘は周りを巻き込んで迷惑極まりなしの大騒動を招きます。今回はそんな嘘をテーマにした作品や評論をご紹介したいと思います。

嘘を嘘だと見抜けるように
オオカミがきた (イソップえほん)
嘘つきといえばオオカミ少年。嘘をつき続けると信用を失うよ。イソップ童話は21世紀の我々にも大切なことを教えてくれます。
ビッグ・フィッシュ
ティム・バートン監督によるファンタジー映画。聞くものを魅了する父の冒険譚が嘘ばかりだと嫌気がさし疎遠になっていた息子が、やがて父の最期をむかえその真実を知ることになる…。
華やかな回想シーンと現実の落ち着いたトーンの対比が印象的な作品です。
嘘喰い
迫稔雄によるギャンブル漫画。天才ギャンブラー・貘が、嘘とイカサマが蔓延る裏社会で数々のゲームに挑む姿を描きます。
嘘、ハッタリ、ブラフ、駆け引き、心理戦、策略、イカサマ、そして狂気。嘘がテーマの漫画と言えば、外せない作品です。
嘘の真理
21世紀のフランスを代表する哲学者ジャン=リュック・ナンシーが、嘘について語った楽しい哲学入門。
「誰でも嘘をつくんですか?」 「良い嘘もある?」 「動物は嘘をつくことができる?」ナンシーは子どもたちとともに柔らかく茶目っけたっぷりに嘘について考えます。
水曜どうでしょう -大泉洋のホラ話
ご存知、大泉洋が水曜どうでしょうの番組内で繰り広げた珠玉のホラ話を奇跡の漫画化!
喧嘩太鼓、チャタレイ夫人との恋、男と酒 (Men and Alcohol)、登山家など、どうでしょうファン・藩士にはおなじみのホラ話がいま甦る!