日本人選手と縁が深いドジャース

2024年に大谷翔平が入団したことにより、日本でも俄然注目されることが増えたロサンぜルス・ドジャース。大谷翔平の50-50達成、山本由伸の好投、ワールドシリーズ制覇、佐々木朗希の入団など日本でも話題を振りまいたメジャーの名門は、以前より日本人選手と縁が深かったことでも知られています。

今回は、そんなドジャースに在籍した(している)選手を5人見てきましょう。


ドジャース
MLB屈指の戦力を誇るドジャース

野茂英雄

1995-98年、2002-04年在籍。近鉄から紆余曲折を経てドジャースに入団すると、ルーキーながら13勝をマークして地区優勝に貢献。独特な投法からトルネード旋風を巻き起こし、最多奪三振や新人王を獲得するなどメジャーを席巻した。日本からメジャーへと海を渡ったパイオニアとして、球界でその地位を揺るぎないものとしている。

黒田博樹

2008-11年在籍。広島カープから入団すると4年間で41勝を記録。ドジャース一筋17年の大投手クレイトン・カーショウとは同時期にメジャー定着したこともあり毎日キャッチボールをするなど盟友としての関係を築く。登板でいくら好投しても打線の援護に恵まれず勝利数が伸びないことでも有名だった。

前田健太

2016-19年在籍。広島カープから入団。8年契約、基本給が低く先発試合数やイニング数などの出来高払い重視のユニークな契約が話題となった。ルーキーイヤーに16勝を挙げ4年間で49勝を記録。PL学園時代に4番を務めるなど打撃センスも光るものがあり、ドジャース初登板の試合ではレフトへ本塁打を放った。

大谷翔平

2024年より在籍。ワールドシリーズ制覇を望みエンゼルスからドジャースに入団。怪我の影響で打撃に専念する1年だったこともあり、40-40、50-50(最終的に54本塁打、59盗塁)、ナショナル・リーグMVP、ポストシーズン初出場、そして念願のワールドシリーズ制覇とメジャーでも類をみない成功を果たすことになった。2025年はピッチングも再開、二刀流の復活に世界が注目している。

山本由伸

2024年より在籍。オリックスから12年総額3億2500万ドル(約465億円)の大型契約で入団。開幕当初はMLBの環境への適応に苦労したものの、怪我をはさみながらも持ち前の制球力とスプリットをはじめとした多彩な変化球で、並み居るメジャーの強打者を翻弄。ポストシーズンでも安定した投球を見せドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献した。