クリムゾンキングの宮殿

プログレッシブ・ロックの枠にとどまらずロック史に残る大傑作 である、キングクリムゾン衝撃の1stアルバム 「クリムゾンキングの宮殿」この名盤にまつわるウソ話がございます。

国内盤発売当時の帯には「1969年末英国で「アビイ・ロード」を抜いてトップに立った驚異のアルバム」 とはっきりと明記されていますが、なんとウソ。。(笑)
公式の記録は、全世界のチャートを探しても最高5位だそう。

レコード会社が賭けに出た、一か八かの猛プッシュ。
確かに発売当時に、聞いていたら、それほどまで勧めたくなるのも納得の傑作ですね!

NRBQ

永遠のB級バンドにして史上最高のR&RバンドNRBQが、1978年に発表した傑作アルバム「ライブ・アット・ヤンキースタジアム」にも大きなウソが!

なんとこのタイトルにして、ヤンキースタジアムでのライブ音源でないのです!
それどころか、そもそもライブ盤ではなくマーキュリー時代唯一のスタジオアルバムなんです(笑)

とは言え内容は絶品R&R!Johnny Cash カバー~カントリーテイストなパブロックバラードA-3 など聴きどころ満載です!
エルヴィス・コステロや甲本ヒロトなど多くのミュージシャンにリスペクトされる彼らの名盤を是非!

ジャニス・ジョプリン

女性ロック・ミュージシャンの道を切り開いたブルースの女王、ジャニス・ジョプリン。

彼女の名を世界中に知らしめた2ndアルバム「チープ・スリル」は 熱気を閉じ込めたライブ盤の傑作と知られますが、実はスタジオ録音盤です。

元々ライブ盤を予定していたそうですが、ライブの音圧が高すぎて録音ができない、 PLAYにミスが多すぎた、などの理由でスタジオ録音に変更されました。

歓声も聞こえてきますが、コレはスタッフ、エンジニア、マネジャーを観客に見立て録音したモノです。 スタジオ盤といいつつも、出来る限りライブに近い環境で収録されています。

これまで音楽シーンで見たことのない、ジャニスのパワフルな魅力が閉じ込められた、 サイケディリック~フラワームーブメントの傑作アルバムです。

ザ・ブルーハーツ、チケット即完売

その後の邦楽史を大きく変えた伝説のパンクバンド ザ・ブルーハーツ。

1987年の夜のヒット・スタジオ年末スペシャルに出演した時のこと。
古舘伊知郎から、その後行われる武道館ライブのチケットが即完売した話をふられた際、 「即完売と言ってるけど、まだ1000枚くらい余ってるから買ってくれー」と衝撃の発言が!

筆者はタイムマシーンが発明されたらライブを見たいバンド第一位なので、ブルーハーツのチケットが余っているなんて羨ましです(涙) ヒロトのジョークかもしれませんが、ユーモア溢れる発言ですね。

ポリス、年齢詐称

「見つめていたい」「高校教師」などの名曲を連発した、スティング率いるNW~ホワイトレゲエバンド、ポリスにもウソネタがあります。

ポストパンクの文脈などパンクの流れから紹介される事の多かったバンドですが、 メンバーそれぞれプログレやジャズ系などテクニックが求められるバンドでの経歴(スティングは教職歴もあり)があり、当時のパンクバンドの中では圧倒的な技術を全員が持ち合わせていました。

70年代後期の英国はパンク/NWで盛り上がっており、真っ只中の1978年に1stアルバムを発表したため、パンク/NWの雰囲気を携えてのデビューとなりました。
しかし、ティーンエイジャーでデビューするのも珍しくないパンク界隈において、 1stアルバム発売時の年齢はスチュワートコープランド、スティングが20代後半、アンディ・サマーズはナント35歳!

「ポリスがデビューした頃、俺たちはみんなパンクのティーンエイジャーよりも歳をくっていた。だからみんな年齢を隠して、若いふりをしていたんだ。」 と本人談。

ポリス結成以前のメンバーの経歴も面白く、「そりゃ巧い訳だ。。」と納得できる内容なので、気になった方は是非調べてみてください!

ビーチボーイズ、サーフフィン出来ない

ビートルズよりも1年早い1961年にデビューした、カリフォルニア出身のビーチボーイズ。

「サーフィンUSA」「サーフィン・サファリ」など代表曲から、西海岸のサーフィン・カルチャーを代表するバンドですが、 ドラマーのデニス・ウィルソンだけがバンドで唯一本物のサーファーだったそうです。(笑)

ジ・オフィシャル・ミュニック・オリンピック・ゲームズ・テーム 1972?

Genesis、10cc、Bay City Rollersなど数々のヒットバンドを手掛けた英国の名プロデューサー ジョナサン・キング。

1973年発表アルバム「 Pandora's Box」に収録の「The Official Munich Olympic Games Theme 1972?」。 日本語訳にすると、「1972年ミュンヘンオリンピック公式テーマ」となりますが、ミュンヘンオリンピックに全く関係ありません!

最後に?がついているのでごまかせるのでしょうか?(笑)

それはさておき、件の曲含む「Pandora's Box」というアルバムは、英国ニッチポップファンには堪らないGOODなアルバムです! レニー・ワロンカーや大瀧詠一ファンの方に大推薦です。

TOTO、バンド名の由来

「アフリカ」などで知られる80年代AORバンドTOTOの名前の由来は、 「日本のメーカーTOTOからとった」という説がありますが、これは来日時の、日本のファンへのリップサービス。

本当の由来は「オズの魔法使い」に登場する犬の名や、元メンバーの名前からとった説などいくつかあるそうです。

山下達郎、イチジク浣腸CMソング

世界的な評価を獲得しつつあるミュージシャン、山下達郎がイチジク浣腸のCMソングを制作していたという衝撃の噂がありますが、、
こちらは実話です!!
「体の調子が~」と優しく美しいコーラスは紛れもなくタツローさん。また本人曰く「一生の不覚」とのこと(笑)


こちらの音源はライブ会場、オフィシャルストア限定の「山下達郎CM全集Vol.1」というCDに収められております。

当店取り扱いがないのが残念ですが、気になった方は是非!