茶楽音人のDonguriシリーズ

茶楽音人のDonguriシリーズとは、音茶楽の名作・Donguri-欅をベースにして作られたシリーズ。その名の通り木材(欅)を使用したどんぐり型のイヤホンなのですが、お値段5万オーバーとなかなかのお値段。
そこでDonguri-欅で使用されているどんぐり型のハウジングとトルネード・イコライザーを使用し、お値段を抑え目にしたのが茶楽音人のDonguriシリーズなのです。
とはいえDonguriシリーズは単なる廉価版ではありません。機種ごとに素材やチューニングに変化をつけ、それぞれ異なる個性を持った人気シリーズなのです。

アルミボディのDonguri-鐘

Donguri-鐘の最大の特徴はボディ素材にアルミを使っていること!
アルミを使用することでエッジがはっきりし、非常に解像度が高くなっています。ひとつひとつの音をクリアに聞きたいという人におすすめです。
Donguriシリーズ共通の音の広がりの良さも健在。
また、金属的な音を得意とするのでクラシックを聞くのにも適しています。

Donguri-鐘 KURENAI ver.

KURENAI Ver. はアルミのボディを存分に生かし、非常に抜けの良い鮮明な高音を再現してくれます。
管楽器との相性はバツグン。「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」ではクラリネットやホルンの軽やかで楽しい旋律を存分に楽しむことができました。
最近は低音しっかりめなイヤホンが目立ちますが、逆に高音をこれだけ聞かせてくれるイヤホンは珍しいかもしれません。けっこう個性的ですがクセになります。
また、イヤーピースは低反発ポリウレタン製の「Comply」(Mサイズ)とシリコン製の「SpinFit」(S/M/Lサイズ)の2種類が付属しています。耳へのフィット感で選ぶのはもちろんですが、高音の出方を異なる素材のイヤーチップによって調整することもできます。高音が魅力のDonguri-鐘ですが、長時間聞いていると耳が疲れきた・・・という時はぜひイヤーチップの交換を試してみてください。
見た目はどんぐり型のコロンとした形ですが、メタリックな紅色のカラーリングでクールな印象です!

Donguri-鐘 HAGANE ver.

KURENAI Ver.より後に発売されたHAGANE Ver.。形もサイズも同じですが、ただの色違いではありません。
KURENAI Ver.の高音域をわずかに抑えることで、低音域もしっかりと響くようチューニングを変更しているのです。
金属のボディならではの澄んだ高音はそのままに、低音もしっかり聞かせてくれるのでよりオールマイティな曲を楽しめます。
高音から低音までカバーし音の広がりもすばらしいので壮大な交響曲を聞くのにぴったりです!
こちらも低反発ポリウレタン製の「Comply」(Mサイズ)とシリコン製の「SpinFit」(S/M/Lサイズ)の2種類が付属していますが、SpinFitにより適したチューニングになっているように感じました。KURENAI Ver.とは逆に、購入時にはSpinFitが標準装着されています。
ボディはどんぐり型、カラーは深緑に近いブラック。KURENAI Ver.のような派手さはないですが、なんといっても「鋼」ですから。武士のような渋い佇まいでかっこいいです!

まるでお茶!?なパッケージ

どこか和の雰囲気のボックスを開けると・・・茶葉缶!?

見た目は完全に茶葉缶ですが、中身はもちろん茶葉ではありません。青いクロスに大事そうに包まれたイヤホンが入っています。
イヤホンのパッケージってかっこいい系のデザインが多いですが、Donguri-鐘は温もりがあってほっこりさせてくれるパッケージです。
家に届いて開ける時のわくわく感がありますし、プレゼントにもよさそう。
(ラベル以外はKURENAI Ver.もHAGANE Ver.も共通のパッケージです。)

Donguri-鐘 KURENAI ver./HAGANE ver.