芥川賞受賞作
三十五歳になるシングルマザーのさなえは、幼い息子の希敏をつれてこの海辺の小さな集落に戻ってきた。何かのスイッチが入ると引きちぎられたミミズのようにのたうちまわり大騒ぎする息子を持て余しながら、さなえが懐かしく思い出したのは、九年前の「みっちゃん姉」の言葉だった。電子書籍版「九年前の祈り」も配信中!
電子書籍なら場所をとらず、好きなフォーマット(PC/スマホ/タブレット)でいますぐに読むことができます。
第152回芥川賞は小野正嗣氏の「九年前の祈り」、直木賞は西加奈子氏の「サラバ!」が受賞!