芥川賞受賞作

「コンビニ人間」村田沙耶香

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せずコンビニでのバイトもいまや18年目。恵子自身はマニュアル化されたそんなバイト生活にも自分らしさを見いだしているが、周囲は結婚や正社員への昇格など、恵子が「普通」になることを強要する。

直木賞受賞作

「海の見える理髪店」荻原浩

伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら...。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。

第155回芥川賞候補作一覧(掲載誌)

村田沙耶香「コンビニ人間」(『文學界 6月号』)

今村夏子「あひる」(『たべるのがおそい vol.1』)

高橋弘希「短冊流し」(『新潮 1月号』)

崔実 (チェシル)「ジニのパズル」(『群像 6月号』)

山崎ナオコーラ「美しい距離」(『文學界 3月号』)

第155回直木賞候補作一覧

荻原浩「海の見える理髪店」

伊東潤「天下人の茶」

門井慶喜「家康、江戸を建てる」

原田マハ「暗幕のゲルニカ」

湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」

米澤穂信「真実の10メートル手前」

第154回芥川・直木賞受賞作品

第153回芥川・直木賞受賞作品