芥川賞受賞作

 

「影裏」沼田真佑


大きな崩壊を前に、目に映るものは何か。交差する追憶と現実。東日本大震災6年目だからこそ生まれた、繊細な喪失の物語。




 

直木賞受賞作

 

「月の満ち欠け」佐藤正午


さまよえる魂の物語は戦慄と落涙、衝撃のラストへ。あたしは、月のように死んで、生まれ変わる――目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ!





 

第157回芥川賞候補作一覧(掲載誌)

 

沼田真佑「影裏」(『文學界 5月号』)




 

今村夏子「星の子」(『小説トリッパー 春号』)




 

温又柔「真ん中の子どもたち」(『すばる 4月号』)




 

古川真人「四時過ぎの船」(『新潮 6月号』)





 

第157回直木賞候補作一覧



 

佐藤正午「月の満ち欠け」




 

木下昌輝「敵の名は、宮本武蔵」




 

宮内悠介「あとは野となれ大和撫子」






 

佐藤巖太郎「会津執権の栄誉」






 

柚木麻子「BUTTER」








 

第156回芥川・直木賞受賞作品






 

第155回芥川・直木賞受賞作品






 

第154回芥川・直木賞受賞作品






 

第153回芥川・直木賞受賞作品