先効果・後効率主義の経営企業は腰できまる (井上和弘の経営革新全集 第1巻)

井上氏の処女作と第2作を復刻、井上式〈儲かる経営〉の原点がここにある!

お客様に感動を与え、どれだけ「効果」があったかということを埒外(らちがい)において、いかに素晴らしい品質の商品を開発しても、いかに効率を追求しても、ひとつも売れない時代がやってくる──成熟した市場の下では、どうすればお客さんが喜んでくれるか、お客さんは何を求めているのか、「先に効果」を考え、「その後ゆっくりと効率」を追求していく〈井上式マーケティング戦略〉を説いた処女作『先効果・後効率主義の経営』(1989年日本法令発行)を第1部に収録。

加えて、グローバリゼーションと国際化の大きな流れが押し寄せた1996年、中小企業といえども「情」に偏った日本的経営から脱しなければ、企業の腰が弱くなるという思いから、しぶとく、したたかに利益を着実に稼ぎ出す〈井上式二枚腰経営の5つの原則〉とその実践法を明快に示した『企業は腰できまる』(1996年ダイヤモンド社発行)を第2部に収録。

これら2冊の名著を復刻した井上式〈儲かる経営〉の原点ともいえる書。

【著者】 井上和弘 (いのうえかずひろ) アイ・シー・オーコンサルティング会長
経営コンサルタント井上和弘の半生は〝挑戦〟の連続だった──バブル崩壊、リーマンショック、大震災…幾度の危機からクライアントを守り、社長の黒子として稼ぐ売りモノ、財務強化の改革に挑む。長年の信頼感から後継者育成も託され、事業承継から社長の退職金・相続対策まで、その実務を担う。直接指導した会社は300社、零細から中堅企業へと成長した会社は数知れず、上場した会社は数社に及ぶ。50年二代にわたって指導する会社が３社もあるという事実が氏の実力を如実に物語っている。