世界を驚かせた日本代表の勇敢なプレー

まずはこの通算成績をご覧ください。

南アフリカ:25勝4敗(2度の優勝)
日本:1勝1分21敗

この数字を見れば誰だって日本が勝つとは思えません。そんな「二流」「弱小」とされていた日本が、ラグビー界の巨人・南アフリカに勝った。それも、終了間際の逆転トライで。

最後のプレー。確実に同点となるPKではなく、あくまでトライを狙った勇敢すぎる選択と、そして本当にトライしてみせた映画でも漫画でも描けないような展開に世界中が興奮しました。

奇跡ではなく、必然の勝利だった


番狂わせが起こりにくいとされるラグビーでの歴史的な勝利。ただ、指揮官・エディー・ジョーンズや選手たちは、南アフリカに勝つための入念な準備のうえの「必然の勝利」として試合を振り返っていたのが印象的でした。

4年前に就任したエディー・ジョーンズと選手たちは、いかにしてラグビー日本代表の強化に挑んできたのか。その真髄にせまる関連本をここにご紹介。

また、この勝利でラグビーに興味をもった方々への入門編など、ラグビー関連アイテムもあわせてどうぞ!

日本のエース・五郎丸歩


誰もがマネしたくなるキックの前のあのポーズ(ルーティン)。福岡生まれ、3年連続花園出場、早稲田で大学選手権を制し、若くして日本代表でも活躍してきた五郎丸歩が、自身のラグビー人生を振り返ります。

指揮官・エディー・ジョーンズ


日系アメリカ人の母をもつ豪州出身のラグビー界の名伯楽。過去にオーストラリア代表監督として準優勝、南アフリカ代表のアドバイザーとして優勝を経験しています。

ラグビー日本代表の指揮官に就任したのが、2011年。以降、強豪のウェールズやイタリアなどにも勝利し、世界ランキング過去最高の9位にまで押し上げるなどその手腕を発揮。

世界で勝つための綿密な計画と抜群のコーチングで日本代表の強化に挑み、見事、南アフリカ戦の勝利につなげたその軌跡をいまこそ振り返りたい。

ラグビーに興味がわいたら


今回の歴史的勝利でラグビー熱が高まった方は多いと思います。一見するとルールがわかりづらいスポーツとされますが、丁寧に解説された関連本もたくさんあります。

また、過去のラグビーにおける数々の名勝負や珠玉のコラムも読み応え十分の名作・名著ばかり。ハマればハマるほど奥の深いラグビーの世界にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。