芥川賞受賞作



「しんせかい」山下澄人


19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。辿り着いた先の“谷”では、俳優や脚本家志望の若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。苛酷な肉体労働、“先生”との軋轢、地元の女性と同期の間で揺れ動く感情――。



直木賞受賞作



「蜜蜂と遠雷」恩田陸


俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。




第156回芥川賞候補作一覧(掲載誌)



山下澄人「しんせかい」(『新潮 7月号』)




岸政彦「ビニール傘」(『新潮 9月号』)




古川真人「縫わんばならん」(『新潮 11月号』)




宮内悠介「カブールの園」(『文學界 10月号』)




加藤秀行「キャピタル」(『文學界 12月号』)




第156回直木賞候補作一覧



恩田陸「蜜蜂と遠雷」




冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」




垣根涼介「室町無頼」




須賀しのぶ「また、桜の国で」




森見登美彦「夜行」





第155回芥川・直木賞受賞作品




第154回芥川・直木賞受賞作品




第153回芥川・直木賞受賞作品