芥川賞受賞作
「背高泡立草 (せいたかあわだちそう)」古川真人
草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは、納屋だけではないから。記憶と歴史が結びついた、著者新境地。直木賞受賞作
「熱源」川越宗一
故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。見たことのない感情に心を揺り動かされる、圧巻の歴史小説。第162回芥川賞候補作一覧(掲載誌)
古川真人「背高泡立草 (せいたかあわだちそう)」(『すばる 2019年10月号』)木村友祐「幼な子の聖戦」(『すばる 2019年11月号』)
髙尾長良「音に聞く」(『文学界 2019年9月号』)
千葉雅也「デッドライン」(『新潮 2019年9月号』)
乗代雄介「最高の任務」(『群像 2019年12月号』)
第162回直木賞候補作一覧
川越宗一「熱源」小川哲「噓と正典」
呉勝浩「スワン」
誉田哲也「背中の蜘蛛」
湊かなえ「落日」