芸術が欲する"闇"「ダークアート」

芸術は人間を映す鏡。芸術は欲望。ゆえにアートは常に"闇"を欲し、美術史の裏側には暗黒を映しだすダークな作品たちが存在し続けた。
ダークアートはアダムとイブの禁断のリンゴ。いつでも甘美で蠱惑的な陶酔を味合わせてくれる。

Pickup![オカルトの美術]

自然の神秘と人類の運命を描き出した175を超える芸術作品を厳選。

ヒルマ・アフ・クリントやマッジ・ギルのオートマティック・ドローイング、レオノーラ・キャリントンによる錬金術やカバラのシュルレアリスム的解釈、ヴァリ・マイヤーズの幻想の精神世界、魔術を通じて自己を探求する写真家の作品など、霊的信仰や魔術、幻想体験に触発され、インスピレーションを得て生み出された、珠玉の芸術作品の数々を、一挙に収録。

Pickup![怖い浮世絵]

恐怖は人間の普遍的な感情のひとつです。忌み嫌いながらも、「怖いもの見たさ」という言葉が表すように、同時に強烈な好奇心を呼び起こすものでもあります。

本書では、江戸の人びとが抱いたさまざまな恐怖のイメージを、生前の恨みをはらす「幽霊」、鬼・海坊主・土蜘蛛などの異形の「化け物」、凄惨な「血みどろ絵」の3本柱でご紹介します。

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