第159回芥川賞・直木賞(平成30年度上半期)が決定! 直木三十五賞には、2017年に松本潤・有村架純主演にて映画化もされた人気恋愛小説『ナラタージュ』で著名な島本理生氏による『ファーストラヴ』。芥川龍之介賞には、4度にわたる芥川賞候補を経ての受賞となった高橋弘希氏による『送り火』が選ばれました。おめでとうございます!
芥川賞受賞作
「送り火」高橋弘希
東京から山間の町に引越した中学三年生の歩。転校を繰り返してきた歩は、この土地でも、うまくやってきたはずだった――家族でねぶた祭りを見に行ったあの夏、上級生からの伝統という名のいじめ。豊かな自然の中で、少年たちは、暴力の果てに何を見たのか――。
直木賞受賞作
「ファーストラヴ」島本理生
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が父親殺しの罪で逮捕された。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。
第159回芥川賞候補作一覧(掲載誌)
高橋弘希「送り火」(『文學界 2018年5月号』)
古谷田奈月「風下の朱」(『早稲田文学 2018年初夏号』)
北条裕子「美しい顔」(『群像 2018年6月号』)
町屋良平「しき」(『文芸 2018年夏号』)
松尾スズキ「もう「はい」としか言えない」(『文学界 2018年3月号』)
第159回直木賞候補作一覧
上田早夕里「破滅の王」
木下昌輝「宇喜多の楽土」
窪美澄「じっと手を見る」
島本理生「ファーストラヴ」
本城雅人「傍流の記者」
湊かなえ「未来」
第158回芥川・直木賞受賞作品
第157回芥川・直木賞受賞作品
第156回芥川・直木賞受賞作品
第155回芥川・直木賞受賞作品
第154回芥川・直木賞受賞作品
第153回芥川・直木賞受賞作品